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ScreenAppは、録画と内容分析をひとつにまとめたプラットフォームです。AI画面録画や会議の録音、ボイスメモの扱い方が従来の録画ツールとは逆になっています。録れたファイルは完成品ではなく、テキスト処理パイプラインに投入される原材料として扱われます。録画またはアップロードを行うと、文字起こし、章ごとに区切られた要約、話者ラベル、抽出されたアクション項目、そして後から検索して質問できるインデックスが返ってきます。公式サイトのトップページはこの狙いを一文に凝縮し、「あなたの録画への窓」と表現したうえで、より率直な一文を添えています。見返すのをやめて理解を始めよう、というものです。運営主体はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニーに登記されたScreenApp Pty Ltdで、サイトのインターフェースは現在十四言語で提供されています。
この方向転換については、同社自身のマーケティング資料の外にも記録が残っています。推論サービス事業者のGroqが公開した顧客事例には、この会社が当初は単純な画面録画ツールであり、創業陣がユーザーの求めているものは「録ること」ではなく「録れた中身を使うこと」だと気づいたことで方針が変わった、と記されています。オーストラリアのテック媒体Startup Dailyに掲載されたアントラーの投資メモは、別の情報を残しています。設立は二〇二二年、創業者はアンドレ・スミス氏とブッディカ・ジャヤワルダナ氏、プレシード段階で月間アクティブユーザーが一万七千五百人を超え、ひと月に十三万本超の動画を処理していた、という内容です。
混み合ったAI議事録の分野において、この製品の違いは特定の一機能よりも守備範囲の広さから生まれています。十八個の機能入口が「取り込みと文字起こし」という単一の中核の上に載っており、会議録画やノート生成から始まって、クリップ編集、ファイル圧縮、字幕生成、音声合成にまで伸びています。ここまで広げた作りが強みなのか散漫なのかは、必要とする用途によって変わります。本稿の狙いは、自分で判断できるだけの裏取り済みの情報を並べることにあります。
録画は単一の窓口に縛られていません。ウェブアプリ、Chrome拡張機能、macOSとWindows向けのデスクトップクライアント、iOSとAndroid向けのモバイルアプリが揃っています。デスクトップ版が重要なのは、システム内部音声の取り込み、大容量ファイルのアップロード、バックグラウンド録画という三点を、ブラウザーのタブでは安定して処理しにくいためです。その場での録画に加えて既存ファイルのアップロードやリンク経由の取り込みも可能ですが、この二経路はいずれも有料プランでのみ開放されます。
公式サイトの精度説明ページはサイト全体で最も技術的に率直な一枚で、この音声テキスト変換の層は「単一ベンダーに賭けない」と明記しています。システムは素材の出所、長さ、チャンネル構成、言語に応じて、処理を三社の主力提供元に振り分けます。Groqの推論基盤上で動くWhisper Large-v3は言語の広さを担い、長尺音声では最速の経路です。GoogleのGemini 3.1 Flash Liteは五分未満の短い音声を専門に扱います。xAIのGrok音声認識は通話録音や複数チャンネル素材を狙います。その背後には予備の経路が複数用意され、あるベンダーが速度制限や障害に見舞われても処理が失敗しないよう支えます。
同じページは文字起こしの上の層についても率直です。要約、対話、内容分析は最初から最後までGoogle Geminiが担い、この製品がGPT-4やChatGPT、Claudeで動いているわけではないと明記されています。「自分の会議を読んでいるのはどのモデルか」を気にする利用者にとって、この開示水準は珍しく、かつ実用的です。
プラットフォームは文字起こしが九十九言語に対応すると謳っていますが、そのうち単語単位の話者分離が効くのは二十五言語だけです。残りの言語では文字起こしのテキストのみが出力され、発言ごとの話者帰属は付きません。法廷記録、円卓討論、多人数インタビューのように「誰がどの発言をしたか」に業務が懸かっている場合、選べる言語の幅はかなり狭まります。本格導入の前に、自分の作業言語がその二十五言語に含まれるかを先に確認しておくのが安全です。
このプラットフォームは大雑把な精度の数字ひとつで済ませず、三つの録音条件ごとに言語別の一覧を公開しています。英語はスタジオ条件で単語誤り率四・二パーセント、会議室条件で七・八パーセント、手持ちのスマートフォンマイクによる屋外条件では十二・四パーセントまで上がります。日本語、韓国語、簡体字中国語は屋外条件でそれぞれ十九・八パーセント、十九・二パーセント、二十・四パーセントです。試験方法も併記されています。言語ごとに十八時間のパブリックドメイン音声を用い、jiwerライブラリで整合を取って採点し、四半期ごとに再試験を行い、句読点と大文字小文字は誤りに数えません。この精度の数字は検証が可能であり、それこそが公開する意味です。
生のテキストの上に、パイプラインは録画をそれぞれ独自の要約を持つ複数の章に切り分け、話者を識別し、アクション項目と決定事項を抜き出し、再利用可能なテンプレートに沿って整形します。Groqの事例が描いた成果物の形と完全に一致します。議事録、インタビューの文字起こし、仕上がった報告書がそれです。文字の塊をそのまま手渡す一般的な文字起こしサービスとの実質的な違いもここにあります。
アナライザーが扱う素材は音声に限りません。動画をフレーム単位で調べて場面や物体、重要な瞬間を検出し、音声では音質の問題を突き止めて話者を区別し、画像に対して物体検出と文字認識を行い、PDFや文書から表と要点を抜き出します。料金ページに単独で記載されている「動画分析」の枠が該当するのはこの領域で、通常の文字起こしとは別に計量されます。
インデックス化が終わった素材には問いかけができます。単一ファイル内の対話機能はひとつの録画を対象とし、ファイル横断の質問機能は素材庫全体を検索します。後者は無料枠では使えません。検索そのものは常に無料かつ無制限とされ、音声入力、文書の推敲、共有も同じ区分に入ります。
精度の数字が当てはまる範囲を変えてしまう実装上の細部がひとつあるので、単独で触れておきます。動画側にすでに字幕トラックがある場合、プラットフォームは音声を認識せずにその字幕をそのまま読み取ります。音声認識の工程自体がまったく走りません。この経路は実際に速く、中央値が四十一・一秒から十四・七秒まで縮みましたが、得られるテキストは動画プラットフォームのものであってこの製品のものではありません。したがってページに公開されたどの単語誤り率もこの経路には当てはまりません。同社はその点を自ら説明し、比較区間の標本が六十一件しかないため実際の高速化倍率は一・九倍から三・七倍の間にあると自ら注記しています。
ノート機能のページは、売り文句の全体を「ない」という一点の上に組み立てています。通話にボットが入らない、というものです。録画は自分の端末で行われるため、参加者からは録音中だと名乗る第三者の参加者は見えません。公式サイトはOtter、Fireflies、Fathomの三つが目に見える立場で会議に加わると名指しし、コンサルタント、カウンセラー、弁護士、営業チームを対象利用者に挙げています。これらの人々の会話の場に、目に見える録音ボットはそぐわないからです。見せかけではなく構造上の実際の違いですが、同時に告知義務を完全に利用者側へ移します。この点は制限の章で改めて扱います。
社内会議の計算はもっと単純です。今は誰かが記録を担当していて、その人は議論に十分に参加できていません。自動の章立てと章ごとの要約、抜き出されたタスク一覧が、会議後の清書という工程を置き換えます。Growth以上のプランには予定に合わせて通話に加わる会議ボットも含まれますが、端末側の録画とは置き換えではなく並列の関係です。
学生が録った講義は、二度と開かない音声の山ではなく、検索できる一学期分の記録に変わります。この場面では文字起こしよりも章立てのほうが重要です。二時間の講義に章マーカーが付けば辿れますが、二時間分のべた書きテキストは読めたものではありません。対面の教室で現実に使える取り込み手段はモバイルアプリだけです。
会議文字起こしを扱う記者や質的調査の担当者にとっては、速度よりも帰属の正確さが重要です。ここで二十五言語の話者分離リストが決定的になり、屋外条件の単語誤り率も同じく重要になります。騒がしい部屋の中のスマートフォン一台は、スタジオの四・二パーセントではなく十二・四パーセントの側です。確認作業の時間はそれを見込んで確保しておくのが妥当です。
録音された通話は問い合わせ可能なコーパスとして蓄積されます。アナライザーの話者識別とファイル横断の質問を組み合わせれば、管理者は複数の通話を一件ずつ聞き直さずに一度に問いかけられます。通話や複数チャンネル音声に対しては専用に最適化された認識経路を通すと、同社も明記しています。
競合調査でも講座の復習でもコンテンツの再加工でも、動画素材を大量に扱う人にとっては、リンク取り込みと要約生成の組み合わせが動画要約の役割を果たし、数時間の素材を読めるノートに変えてくれます。ただしどちらの経路を通ったかは覚えておく必要があります。字幕があれば字幕をそのまま読み、なければ初めて完全な文字起こしが走ります。
業務手順を画面録画し、文字起こしと章分けを通せば、それだけで文書の下書きになります。最終的に動画の形で配布する素材なら、クリップ編集と字幕生成が仕上げを担います。
ブラウザーのタブをひとつ録画する、あるいは画面を手早く取り込む程度ならウェブアプリで足ります。ブラウザーから習慣的に録画するならChrome拡張が便利で、システム音声やバックグラウンド録画、大容量アップロードが必要ならmacOSまたはWindowsのデスクトップ版を入れるべきです。対面の会話であれば、モバイルアプリが唯一まともな選択肢です。
その場での録画は全プランで画面、ウェブカメラ、対面時の音声を網羅します。ローカルファイルのアップロードとリンク経由の取り込みはいずれも有料プランが必要で、無料枠ではこの二項目が利用不可と表示されます。新しく録画を作るのではなく既存の動画を要約するのが目的なら、この制約の影響はきわめて直接的です。
文字起こしの振り分けは自動で、利用者がベンダーを選ぶ必要も、選ぶ余地もありません。同社は六十分の会議が要約と章生成を含めて概ね三分で終わるとしています。この数字は同社の発表であり独立監査を経ていませんが、その土台にある速度の変化はGroqの事例で第三者の裏付けが得られます。かつて二十分を要した文字起こしが、今は約十五秒で終わるという内容です。
このツールが想定する進め方は直感と逆です。まず章ごとの要約とタスク一覧を開き、ある章が確認を要すると感じたときだけ該当する文字起こしの箇所へ入ってください。最初から通読してしまうと、この種のツールを使う意味が失われます。
単一ファイルならファイル内の対話機能で足ります。有料利用者はファイル横断の質問で素材庫全体を検索でき、「誰かが言っていたのは覚えているがどの会議か思い出せない」という場面で特に役立ちます。
動画と音声のダウンロード、PDFへの書き出し、一般的なエクスポートはすべて有料の機能です。この点は前もって計画が要ります。無料枠で生み出した成果物は製品の中に留まり、外へ持ち出せません。
この製品の料金でいちばん読み違えられやすいのが時間単位です。GrowthのAIクレジット六百回と文字起こし六百回は月単位ではなく年単位で、動画分析は年に三十六回しかありません。あるプランが「十分だ」と判断する前に、まず単位を確かめてください。
必要な精度にマイクを合わせてください。 英語における四・二パーセントと十二・四パーセントの差は、まるごと録音条件の差であってモデルの差ではありません。静かな部屋のピンマイクが生むテキストは、カフェで手に持ったスマートフォンより明らかに整っており、どんなモデル選択でもその差は埋まりません。
話者ラベルに頼る前に、自分の言語を照合してください。 文字起こしは九十九言語を覆いますが、単語単位の話者帰属は二十五言語止まりです。四人の円卓を録り終えてからこの違いに気づくのは、代償の大きい学び方です。
動画取り込みがどちらの経路を通ったか把握してください。 元の動画に字幕があったなら、手元にあるのは動画プラットフォームのテキストで、その品質はこの製品の管理外にあり、公開されたベンチマークとも無関係です。引用する内容なら音声と突き合わせて確認してください。
無料枠は業務の流れではなく評価の手段と考えてください。 合計三本の録画、月三回のAI生成、月一回の文字起こしで、アップロードもリンク取り込みも書き出しもできない構成は、成果物の品質を見極めるには足り、それ以上ではありません。
トライアルを始めたら自分でリマインダーを置いてください。 七日間のGrowthトライアルは年額課金へ切り替わります。この製品が独立系レビュー基盤で最も苦情を集めている一点であり、初日にリマインダーをひとつ設定するだけで完全に避けられる落とし穴です。
内容が繊細なときはローカル録画を優先してください。 ヘルプセンターには、クラウド同期を切って端末内だけに保存する選択肢が記載されています。端末から絶対に出してはならない素材があるなら、この設定は事後の対処ではなく最初の繊細な録画の前に見つけておく価値があります。
録音していることを相手に伝えてください。 自ら名乗るボットが存在しない以上、告知義務は完全に利用者側にあります。多くの法域で同意の取得は礼儀ではなく法的要件です。この製品を便利にしているその見えなさこそが、この責任の源です。
章立てをナビゲーション層として使ってください。 三十分を超える録画で、日常的に繰り返し使うことになるのは結局その章一覧です。まず章を眺め、見出しが疑問を呼んだときだけ該当の文字起こしを開いてください。
守秘の要請が働く顧客対応の職種、すなわちコンサルタント、弁護士、カウンセラー、営業チームは、ノート機能のページが明示的に狙っている層であり、ボットのない構造は彼らの懸念に対する実質的な答えになっています。
学生と講師は比較的低い費用で検索可能な学習記録を手にできます。ただし無料枠は月一回の文字起こしのみで、一学期を通した習慣にするなら有料への移行が避けられません。
専任の記録係を置かずに議事録が要る小規模チームにはGrowthが合います。ただし利用量が年六百回の文字起こしに収まることが前提で、換算すると平日一日あたり二件程度です。
研究者と記者は公開された言語別の誤り率から利益を得ます。大雑把な精度の宣伝文句に頼る代わりに、確認作業の工数を正直に見積もれるからです。
シングルサインオンやAPI、コンプライアンス要件を抱える法人購買にはEnterpriseが対応します。月百九十九ドルから始まり、SAMLシングルサインオン、個別連携、専任サポートを備える唯一のプランです。
勧められない場合: 明確な返金保証を必要とする利用者です。規約が返金不可を明記しているためです。動画分析を大量に回す必要がある利用者も同様で、Businessプランでもこの項目は年百二十回に据え置かれています。作業言語が二十五言語の話者分離リストの外にありながら話者帰属に依存する場合も該当します。
ウェブを基盤に、六つのクライアントが追加で提供されています。以下の数値はすべて二〇二六年八月二十四日に直接確認したもので、ストアの数値は日々変動します。
iOS — アプリ名はScreenApp: AI Voice Recorder、配信元はScreenApp Pty Ltd、評価四・〇点、評価件数百十一件です。現行バージョンは一・四・四七で二〇二六年八月十七日公開、初回公開は二〇二五年三月十八日です。iOS 15.0以降が必要で、年齢区分は4+、無料でダウンロードできます。
Android — ストアページ上は評価三・八八点、評価件数七百六十一件、ダウンロード十万回以上、区分は生産性、コンテンツレーティングは全年齢対象です。今回確認した四つの経路のうち標本が最も大きいものです。
Chrome拡張機能 — 評価四・一点、評価件数七十一件、利用者およそ二万人で、おすすめのバッジが付き、配信者に違反履歴がないと表示されています。ただし公式サイトのある機能ページに埋め込まれた拡張機能の表示カードは、同じ拡張を四・七点、二千百件と表記しており、実際のストアの数値と一致しません。ストア側を基準にすべきです。
macOS — Mac App Storeではなく公式サイトからインストーラーを直接ダウンロードします。AppleシリコンとIntelの双方に対応するユニバーサルバイナリで、ファイル名が固定されたローリングリリース方式のため、突き合わせられるバージョン文字列がありません。
Windows — ネイティブのデスクトップアプリをサイトからダウンロードします。
インターフェース言語 — サイトはスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、日本語、韓国語、ロシア語、インドネシア語、中国語、トルコ語、オランダ語、ベトナム語を含む十四言語でローカライズされたページを提供しています。文字起こしが対応する九十九言語とは別物で、範囲はずっと狭いものです。
四つのプランが並んでいます。以下の数値は二〇二六年八月二十四日時点の公式料金ページから読み取ったもので、料金ページは変わるため購入前に実際のページで確認してください。
無料 — 月額零ドル。 合計三本の録画であり、月三本ではありません。月三回のAI生成、月一回の文字起こし、完全な文字起こしを含み、動画分析なし、ファイルのアップロード不可、リンク取り込み不可、ダウンロードと書き出し不可です。成果物の品質を見極めるには十分です。
Growth — 年払いで月あたり十九ドル。 録画は無制限、年六百回のAIクレジットと年六百回の文字起こし、年三十六回の動画分析、会議ボットを含み、ダウンロードと書き出しが開放されます。七日間の無料トライアルが付き、ボタンの下にはっきり書かれています。七日間無料、その後は年二百二十八ドルです。
Business — 年払いで月あたり三十四ドル。 録画、AIクレジット、文字起こしがいずれも無制限で、API利用、ホワイトラベル、カスタム語彙、一括アップロードが開きます。ただし動画分析は依然として年百二十回に据え置かれており、同プランの他所にある無制限という表現とは食い違います。
Enterprise — 月百九十九ドルから、チーム規模に応じた個別価格です。各項目が無制限で、SAMLシングルサインオン、個別連携、専任サポートが含まれます。シングルサインオンは他のどのプランでも提供されません。
丁寧に読むべき箇所が二つあります。 第一に、ページ上部には「クレジットカード不要、いつでも解約可能」とありますが、同じページのよくある質問は、七日間のトライアルにはクレジットカードが必要で期間終了後に自動で有料へ切り替わると説明しています。二つの文が同じページに載っています。前者は無料枠の話、後者はトライアルの話です。第二に、利用規約はサービス料金が一切返金されないと明記しており、想定外の課金が起きたときに実際に適用されるのはこちらの規則です。
Otter.ai、Fireflies.ai、Fathomは公式サイト自身が名指しした三つの競合で、違いの軸はひとつです。この三つは目に見える参加者として通話に加わり、この製品は利用者の端末から録画します。目に見えるボットが許容される、あるいはむしろ暗黙の録音告知として歓迎されるなら、この三つは成熟した代替であり、カレンダー連携もより深いものです。
Loomは公式のよくある質問で直接比較されています。同社の説明では、相手は月十八ドルで無料版は五分制限、AI機能は別料金である一方、自社の年払いプランは月十九ドルでAIを含む、というものです。非同期の動画コミュニケーションの仕上がりという点ではLoomのほうが依然として強く、この製品の狙いは動画をプレゼンとして整えることではなく、録画からテキストを取り出すことにあります。
専門の文字起こしサービスは、オープンソースのモデルを自前で載せた構成でも、この製品が自身のベンチマーク比較で名指しした複数の音声認識事業者でも、生の文字起こしだけが必要でAPI制御を求め、周辺の製品は要らない利用者により適しています。
汎用の対話アシスタントはアナライザーのページが明示的に除外しています。テキストベースのチャットインターフェースは動画や音声のファイルを処理することも、見ることも、聴くこともできないというのがその論旨で、メディア処理ツールが独立した分野として存在すべき理由を公正に説明しています。
OS標準の録画ツール、すなわちmacOSの画面収録、Windowsの録画機能、スマートフォン内蔵のボイスメモは、派生するテキストではなくファイルそのものだけが必要な場面では、依然として無料で十分です。
独立系レビュー基盤の状況は芳しくなく、苦情の型はきわめて具体的です。 Trustpilotにおける同社の評点は五点満点中一・三点で、五十二件のレビューのうち九十四パーセントが一つ星です。企業プロフィールは二〇二二年八月に同社が認証していますが、Trustpilotは同社が最近顧客にレビューを依頼した履歴がなく、否定的なレビューに返信していないとも表示しています。頻出語は解約、サブスクリプション、返金、支払い、顧客対応に密に固まっています。実名レビューは、七日間のトライアルが明確な事前通知のないまま年二百二十八ドルの課金へ切り替わり、返金要求は解約規定を根拠に断られたと述べています。この記述は同社が自ら公開した規約と噛み合います。規約は返金不可を明記し、料金ページもトライアル切り替え後の金額を自ら記しています。だからこれは孤立した手違いではなく、規定どおりの運用として読めます。リマインダーを置くか、いっそトライアルを始めないかのどちらかです。
ストア評価とTrustpilotは大きく食い違い、しかもどちらの標本も実在します。 iOSは百十一件で四・〇点、Androidは七百六十一件で三・八八点と、中の上であって悪くはありません。この二組の数字はひとつにまとめられませんし、まとめるべきでもありません。アプリストアの標本は一般の利用者が製品体験に付けた点数であり、ここでのTrustpilotの標本は課金の争いを軸に自発的に集まったものです。異なる問いに答える資料として別々に読むべきです。Capterraの五・〇点は四件のレビューから出た値で、品質に関するいかなる結論も支えられません。
枠の時間単位は誤読されやすいものです。 GrowthのAIクレジット六百回と文字起こし六百回は年間の数値でありながら、月額の価格の隣に並べられています。Businessは無制限を掲げつつ、動画分析は年百二十回に据え置かれています。
公式の記述が複数箇所で食い違っています。 ヘルプセンターの安全に関する記事は設立を二〇二〇年と記し、サイトの構造化データは二〇二三年、Startup Dailyに掲載されたアントラーの投資メモは二〇二二年と記しています。自社資料と投資文書を合わせて、設立年が三つ存在します。同じ安全記事は「すべてのデータを第三者のプラットフォームではなく自社サーバーに保存している」とも主張していますが、基盤がアマゾンのクラウド上で動くと認めた安全ページ、五社の第三者提供元を明記したプライバシーポリシーと正面から衝突します。利用規約に記されたプラン名は今も旧来の三段階の呼称のままで、その制限条件も現行の四段階の料金ページと合いません。個々には致命的ではありませんが、まとめて見ると文書の更新が製品の変化に明確に追いついていないという兆候です。
自社発表の利用者数も互いに合いません。 トップページは八百十万人と記し、同じページの別の箇所には八百十五万九千三百一人以上とあり、レビューページには三百万人以上のアクティブ利用者とあります。どちらも同社の発表で監査を経ていません。レビューページは平均四・九点、推奨度七十二、満足度九十四パーセントも併せて示していますが、いずれも独立した検証はできず、Trustpilotの分布とは明白な緊張関係にあります。
公開された精度の数値の一部は推計です。 単語誤り率の表にあるiPhoneマイクの列は、同社の表現をそのまま借りれば「実測ではなく推計」で、屋外条件の数値に一・二を掛けて算出されています。そう明かした点は評価できますが、その数字を実測値として扱うのは適切ではありません。
引用されていた出典がひとつ消えています。 精度ページは速度に関する数値の出所をGroqの顧客事例としていますが、そのリンクは現在Groqのブログ一覧ページへ転送され、原文は元の住所に残っていません。内容はウェブアーカイブ経由でのみ回収できました。その数字そのもの、すなわち速度二十倍、費用十五分の一、転換率三十パーセント向上、離脱半減、年間経常収益の四百五パーセント成長は、提供元のマーケティング資料に引用された同社の発言であり、独立監査を受けたことはありません。その前提で読むべきものです。
主要な独立メディアによる詳細な報道はありません。 主要なテック媒体を検索しましたが、この製品を対象とした独立したレビューや取材記事は見つかりませんでした。現在得られる第三者の根拠は、提供元の事例ひとつ、オーストラリアのスタートアップ媒体にパートナーコンテンツとして掲載された投資メモひとつ、そしてアプリストアのデータです。成熟した分野の先頭に立つ製品が備えているであろう根拠より薄く、アフィリエイトのブログで埋める代わりに、その事実をそのまま記しておきます。
録画に伴う義務を、この製品は意図的に肩代わりしません。 自ら名乗るボットがないため、流れのどこでも他の参加者に通知は届きません。同意の要否は法域によって異なり、義務である場合が少なくありません。製品が与えるのは見えずにいられることであり、それに伴う法的な責任は利用者自身が負います。
使われません。プライバシーポリシーは、同社が利用者の録画や素材をAIモデルの学習に使用せず、第三者のAI提供元も要求されたサービスを届けるためにのみデータを処理し、学習に用いる権限を持たないと明記しています。さらに、使用するモデルは配備前に事前学習を終えており、アップロードされたデータはサービス提供のみに用いられると記されています。録画を扱う製品としては異例に明快な一文で、その文書の中で最も重要な一行です。
プライバシーポリシーが五社を項目ごとに明記し、それぞれが受け取るデータの種類まで示しています。Googleは文字起こしのテキストと音声を受け取り、要約、章生成、表題、話者分離、翻訳に用います。Groqは文字起こしのテキストと音声を受け取り、対話とテキスト化に用います。Mistralは文字起こしのテキストを受け取り、対話に用います。Fireworks AIとCloudflareは音声を受け取り、文字起こしの予備経路として用います。下請けの提供元をここまでの粒度で並べる例は相当に珍しく、評価に値します。
すべての個人データは米国内に保存されます。オーストラリアの企業であることを踏まえると留意すべき点です。データはポリシーに記された目的に必要な期間、または法が求める期間だけ保持されます。設定からアカウント削除を申請すると、すべての個人データが三十日以内に永久に削除されます。法的に保持が求められる部分は例外です。保持されたデータの内訳はサポートに問い合わせて確認できます。
合計三本の録画、月三回のAI生成、月一回の文字起こしで、完全な文字起こしが含まれます。動画分析、ファイルのアップロード、リンク取り込み、ダウンロードと書き出しはいずれも利用できません。自分の素材で成果物の品質を試すには十分ですが、継続的な業務の流れを支えるには足りません。
トライアルはGrowthの年払いプランに結び付いています。料金ページのよくある質問によれば、トライアルにはクレジットカードが必要で、七日が終わると自動的に年二百二十八ドルへ切り替わります。返金について規約は明快です。サービス料金は一切返金されません。この二つが重なる地点が、否定的な独立レビューの大半の出所です。トライアルを始めると決めたなら、六日目にリマインダーを置いてください。
安全ページは同社がSOC 2 Type II認証を取得し、第三者の監査機関が独立に検証したと述べ、外部のプラットフォームに置かれたトラストセンターへ誘導しています。そのトラストセンターのページは準拠状態を裏付け、フレームワーク一件と統制項目三十五件を並べていますが、監査が対象とした期間も監査機関の名称も公開していません。つまり認証の主張は第三者の信頼基盤によって裏打ちされている一方、報告書そのものの詳細は公開されていません。法人購買であれば監査報告書を直接請求するのが妥当です。
端末録画の経路では入りません。それがこの製品の中心的な差別化点です。録画は利用者の端末で行われ、他の出席者からは増えた参加者は見えません。別途、会議ボットの選択肢があり、Growth以上に含まれ、予定に合わせて通話に加わります。既定の経路が無言であるからこそ、録音していることを出席者に伝えるのは完全に利用者の責任であり、多くの法域では法的な要件でもあります。
ほぼ全面的に録音条件次第です。公開されている英語の数値は、スタジオ条件で四・二パーセント、会議室条件で七・八パーセント、手持ちのスマートフォンによる屋外条件で十二・四パーセントです。日本語、韓国語、簡体字中国語は屋外条件で二十パーセント近くになります。試験は言語ごとに十八時間のパブリックドメイン音声をjiwerライブラリで採点し、四半期ごとに再試験しています。iPhoneマイクの列が実測ではなく推計値である点にご留意ください。
文字起こしはWhisper Large-v3を通じて九十九言語を覆います。単語単位の話者分離はそのうち二十五言語のみで、xAIの音声認識によって実現されます。残りの言語はテキストのみが出力され、話者ごとの帰属は付きません。これとは別に、ウェブサイトのインターフェース自体は十四言語にローカライズされており、まったく別のはるかに短い一覧です。
一部だけそうです。Businessは録画、AIクレジット、文字起こしが実際に無制限ですが、動画分析は依然として年百二十回に据え置かれています。GrowthはAIの側では無制限とは到底言えません。クレジット六百回も文字起こし六百回もいずれも年間の枠でありながら月額価格の隣に置かれ、動画分析は年三十六回です。形容詞ではなく時間単位を読んでください。