
Notion の 2026:自律実行するカスタムエージェント、5 月 4 日のクレジット課金移行、ファイルを読むエージェント、35–50% 安くなった実行コスト。
Notion は 2026 年を通じて、ワークスペースをエージェント基盤へと作り変えた。カスタムエージェント(2 月)はスケジュールやイベントトリガーで自律的に動く——尋ねられたときだけ動くのではない。課金は 5 月 4 日にクレジット制へ移行し、価格は1,000 クレジットあたり 10 ドル。エージェントは 4 月に実行コストが 35–50% 安くなり、モデル選択は Claude Opus 4.8、GPT-5.5、Gemini 3.1 Pro、Grok、Kimi、DeepSeek にまたがる。フル機能の Notion AI は Business(20 ドル/ユーザー/月)と Enterprise に同梱されている。
| 日付 | リリース | 要点 |
|---|---|---|
| 2025 年 9 月 | Notion 3.0 | 自律エージェント中心に再構築——20 分以上続く複数ステップの作業 |
| 2026 年 1 月 20 日 | Notion 3.2 | モバイル AI の機能同等化 · AI 議事録が画面ロック中でも文字起こし · エージェントがモバイルで完全動作 |
| 2026 年 2 月 | カスタムエージェント | スケジュールとトリガーで動くチーム全体向けボット |
| 2026 年 4 月 | Notion 3.4 | カスタムエージェントの実行コストが 35–50% 低下 |
| 2026 年 5 月 4 日 | クレジット課金 | 1,000 クレジット 10 ドル · 月次 · 繰り越しなし |
| 2026 年 5 月 13 日 | Notion 3.5 | エージェントと検索の拡張が継続 |
| 2026 年 7 月 1 日 | Notion 3.6 | 外部エージェント · インタラクティブ HTML ブロック · Workers(コード実行) |
この表は三つの段階として読める。能力(3.0 からカスタムエージェントまで)、経済性(4 月の値下げ、5 月のクレジット)、拡張性(3.6 の外部エージェントと Workers)。この順序に意味がある——Notion はまず作り、次に手が届く価格にし、最後に開放した。
Notion 3.0 の目玉は、20 分を超える複数ステップ作業をこなせるエージェントだった。この数字は「アシスタント」と「委任先」を分ける線でもある。数分以内なら監督するが、二十分を超えるなら任せて後で確認する、という切り替えが起きる。
カスタムエージェントはスケジュールやイベントで起動する——週次レポートの下書き、受信トレイの仕分け、データベースの整備。新しいコネクタ(Mercury、Mixpanel、Miro、Box、ClickHouse)は、独自設定なしで財務・分析・ボードのデータを取り込む。
PPTX、XLSX、DOCX、PDF の添付ファイルはエージェントが読める。「すべてを Notion の中に置かなければならない」という要件は静かに外れた——完全移行をしていないチームにとって、これが実務上いちばん大きな解放だ。
繰り返し発生する操作——週次更新、文書をチームの書式に整形——は、毎回説明し直すタスクではなく、再利用できるコマンドになる。
インタラクティブ HTML ブロックにより、エージェントの出力はツールについての文章ではなく、ページ内で実際に動く小さなツールになりうる。Workers のサンドボックス化されたコード実行と組み合わせると、「ワークスペース自動化」と「社内アプリ基盤」の境界は本当に曖昧になる。
1 月の 3.2 で AI 議事録が iOS と Android のバックグラウンドで、画面ロック中でも文字起こしできるようになり、エージェントもモバイルで完全に機能するようになった。中核の用途が会議である製品にとって、これはバージョン番号が示す以上に大きな出来事だった。
エージェントの実行は Claude Opus 4.8、GPT-5.5、Gemini 3.1 Pro、Grok、Kimi、DeepSeek に振り分けられる。これは実質的なコスト調整つまみだ。反復的な自動化を安価なモデルへ回し、判断を要する作業にフロンティアモデルを残せば、クレジットの計算は大きく変わる。
カスタムエージェントは 2026 年 5 月 4 日からクレジットを消費し始めた。1,000 Notion クレジットあたり 10 ドル、月次課金、繰り越しなし、Business または Enterprise プランへの上乗せである。
繰り越しなしという点が、計画を立てるうえでいちばん重要だ。クレジットは残高ではなく「使わなければ消える」月次予算であり、断続的なプロジェクトよりも安定した自動化に報いる設計になっている。
カスタムエージェントは 4 月に実行コストが 35–50% 低下し、メールの仕分けのような反復作業がもっとも恩恵を受けた。5 月のダッシュボードと合わせて、初期のエージェント利用者が最も不満としていた「請求額が読めない」問題に対処したことになる。
現在の選択肢が出そろった時点では Opus 4.8 が Anthropic の旗艦だったが、その後 Claude 5 ファミリーが登場している。メニューは今後も入れ替わると考えるべきで、特定のモデル名を前提にドキュメントを組み立ててはいけない。
| プラン | 価格 | Notion AI |
|---|---|---|
| Free | $0 | 制限あり |
| Plus | 年払い $10/ユーザー/月(月払い $12) | 制限あり |
| Business | 年払い $20/ユーザー/月(月払い $24) | フル AI 同梱 |
| Enterprise | 個別見積もり | フル AI 同梱 |
フル機能の Notion AI は、別売のアドオンではなく Business と Enterprise に同梱された。Business に AI アドオンを足して支払っていたチームにとっては実質的な値下げであり、Plus のチームにとってはアップグレードの理由になる。
シート料金+クレジットで見積もること。スケジュール実行のエージェントを複数動かす Business チームは、クレジットに相応の額を使う。繰り越しがない以上、多めに買うのは純粋な無駄だ。低めから始め、一か月ダッシュボードを見てから本当の数字を決める。
2026 年の追加機能はまさにここを狙っている。外部エージェントと Workers の組み合わせは、生産性機能であると同時にローコードの社内ツール戦略でもある。五人の運用チームが、かつてはエンジニアを必要としたものを自力で作れる。
複利で効く優位はやはり文脈だ。あなたのメモ、タスク、ドキュメント、データベースをすでに把握しているエージェントは、毎回ウォームな状態で作業を始められる(生産性スタックの比較)。データを持たない単体アシスタントには再現できない。
ファイル読み取り機能によって、最大の反対理由は弱まった。もう先に全部を移行する必要はない。判断基準は「Notion が自社の文書を置けるか」ではなく「スケジュールされた自律作業が自社の運用に合うか」である。実践的な手順は Notion AI 生産性ガイドを参照。
Sources: eesel — Notion AI review 2026 · Fello AI — Notion AI pricing 2026 · Matthias Frank — Custom Agents tutorial and pricing changes · Fayedtion — Notion AI models, features and pricing · TechJack — Notion AI credits and real costs
最終更新:2026 年 7 月 30 日
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