Nano Banana(nanobanana.io)は、ブラウザで使うクレジット制のAI画像編集・生成ハブである。サイトはNano Bananaを、自然言語のプロンプトで写真を編集・補正しつつ、人物や物体の一貫性を保てるAI画像編集ツールだと説明している。
サイトの範囲は単一のエディターより広い。APIページによれば、このサービスはNano Bananaを含む主要なAI画像・動画モデル向けに統一されたRESTエンドポイントを1つ提供し、開発者は複数のプロバイダーと連携しなくても動画、アバター、商品関連のワークフローを実行できるという。
「Nano Banana」はGoogle自身の画像モデルの名前でもある。GoogleはNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)を、同社の新たな最先端の画像生成・編集モデルとして発表した。
nanobanana.ioのNano Banana Proページは、このモデルをGoogleの高度なAI画像編集・生成モデルと説明している。この一文はモデルについてのもので、サイトについてではない。サイトはGoogleとの関係を明記していない。ホーム、生成ツール、料金、API、法務の各ページのどれも、サイトがGoogleと提携しているのか、Googleからライセンスを受けているのか、Googleのものと表示したモデルにどうアクセスしているのかを記していない。
このモデル群をめぐる名前の混同は、記録に残る問題だ。独立系のビジネスメディアは、Nano Bananaの名前を使う複数の有料サイトを調べ、それらがNano Bananaの開発元であるGoogleとは無関係だと報じた。この記事の本文はnanobanana.ioの名前を挙げていないため、これは本サイトについての結論ではなく、このカテゴリーの背景情報である。
Nano Bananaは、プロンプト駆動のエディター、多数のモデルを切り替えられるテキストからの画像生成ツール、単機能の画像ユーティリティ、動画生成を組み合わせており、いずれも同じクレジット残高から支払う。
これら3点は製品の中核となるセールスポイントである。いずれもベンダーによる説明で、サイトの製品ページにはそれらのベンチマークや独立したテストは掲載されていない。
Web版の生成ツールには「画像編集」と「テキストから画像」の2モードがあり、開くとNano Banana 2モデルが選択されている。JPG、PNG、WEBP形式の参照画像を最大10枚、プロンプトを最大5,000文字まで受け付け、1回の実行で1〜4件の出力と1K・2K・4Kの解像度を選べ、「作成」を押す前に必要なクレジット数を表示する。アスペクト比の既定値は「自動」である。
サイトの画像モデル一覧には、複数のNano Bananaバージョン(初代、Pro、2、2.1、2.5、3)、GPT Image 1.5、2、2.5、Seedream 4.0、4.5、5.0 Lite、5.0 Pro、Qwen Image、GLM Imageが含まれる。
動画モデル一覧には、Veo 3.1、Sora 2とSora 2 Pro、Kling 2.6、3.0、3.0 Motion Control、4.0、Seedance 1.5 Pro、2.0、2.5、Pixverse V6とC1、Wan 3.0、Minimax H3 Max、Grok Imagine、Happy Horse 1.0が並ぶ。
モデルページとAPIページは、サイトがこれらのモデルにどうアクセスしているのか、誰が運営しているのかを説明していない。
テキストから動画を作るツールは、Seedance 2.0が選択された状態で開き、2,000文字のプロンプト欄、16:9のアスペクト比、既定6秒の長さ、480pから4Kまでの解像度の選択肢、「音声を生成」オプションを備える。画像から動画を作るツールには「参照から動画」と「フレームから動画」のモードが加わり、同じ長さ・解像度の設定で最大9枚の画像を受け付ける。
基本的な画像ワークフロー:
サイトのプロンプトガイドは、生成と編集の両方について構成を示している。
サイトとAPIページは、編集・生成機能が合ういくつかの具体的な作業を挙げている。
これらはベンダーが説明するシナリオであり、測定結果のあるケーススタディではない。
Nano Bananaは、手作業の編集ツールを使う代わりに、言葉で説明して画像を変えたり作ったりしたい人を対象としている。
向かない利用者もいる。
Nano Bananaは、サブスクリプションまたは単発パックでクレジットを販売している。料金ページには「年額」「月額」「単発」のタブがあり、「いつでもキャンセル可能」と記載されている。既定の表示は「年額」で、期間限定の50%割引をうたう「Nano Banana 2 フラッシュセール」のバナーの下にあり、各年額価格の横にはより高い取り消し線付きの金額が並ぶ。
| プラン | 年額表示の価格 | 取り消し線付きの年額 | クレジット | ページ上の目安 | チーム席数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Basic | 月$9.9、年$118.8で請求 | $238.8 | 年15,000クレジット | 画像約750枚 | 記載なし |
| Pro | 月$23.9、年$286.8で請求 | $574.8 | 年36,000クレジット | 画像約1,800枚 | 最大5席 |
| Enterprise | 月$63.9、年$766.8で請求 | $1534.8 | 年120,000クレジット | 画像約6,000枚 | 最大30席 |
ProとEnterpriseのカードには、それぞれ「最大50%ボーナス」「最大150%ボーナス」のラベルも付いているが、何に対するボーナスかは書かれていない。3つの年額カードはいずれも、データの永久保存、高速な生成、優先サポート、透かしなしの動画・画像ダウンロード、商用利用ライセンスを挙げている。月額料金と単発パックの容量は別のタブにあり、既定の表示には含まれない。
サインインすると無料クレジットが付与されるが、確認したどのページにもその数は記載されていない。生成ツールページのFAQは、無料ユーザーは1日の生成回数が限られ、プレミアム会員は無制限に利用できるとしている。この「無制限」という表現は、料金ページの固定クレジット枠と矛盾する。
この点でページ同士が食い違っている。返金ポリシーは上記の返金期限を説明する一方、規約はクレジットの購入は最終的なもので返金不可だとしている。
このサイトはGoogleの画像モデルと同じ名前を使っているため、最も直接的な代替手段は、Google自身が提供するNano Bananaモデルの利用経路である。
トレードオフは幅広さと出自の違いだ。Nano Bananaは多数の画像・動画モデル群を1つのクレジット残高と1つのAPIキーにまとめている。一方、Googleの経路はGoogle自身の規約のもとでGoogleのモデルへのファーストパーティのアクセスを提供するが、nanobanana.ioに並ぶ他のモデル群は含まない。
Nano Bananaが示す制限の多くは利用規約によるもので、サイト自身の複数のページは互いに矛盾している。
プライバシーポリシーと規約は、アップロードと出力の扱いを定めている。
サイトはGoogleとの関係を明記していない。Nano Banana ProをGoogleのモデルと説明しているが、サイト自体がGoogleと提携しているか、Googleからライセンスを受けているかは述べていない。
既定の年額表示では、Basicが年$118.8で15,000クレジット、Proが年$286.8で36,000クレジット、Enterpriseが年$766.8で120,000クレジットである。月額プランと単発パックは別のタブにある。
サブスクリプションのクレジットは繰り越せない。未使用分は毎月のサブスクリプション更新時にリセットされる。単発パックは無期限で有効である。
返金ポリシーによれば、購入から3日以内で、かつ購入したクレジットの使用が10%以下の場合に限られる。規約は別途、クレジットの購入は最終的なもので返金不可としている。
有料プランには商用利用ライセンスが記載されており、規約は生成・編集されたコンテンツは利用者のものだとしている。ただし、アップロードするものについて権利を持っておく責任は引き続き利用者にある。