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MiriCanvas

MiriCanvasは韓国ミリディが開発したオンラインデザイン基盤で、膨大なテンプレートとブラウザ編集機能が主軸です。AIスライド生成や文章作成、画像生成は下書きを速めるための補助層として組み込まれています。

画像生成プレゼンテーションデザインツール#ポスターデザイン#AIプレゼンテーション#デザインテンプレート
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価格
フリーミアム
公開日
2026年1月1日
ドメイン
miricanvas.com
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2026年1月1日
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miricanvas.com
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MiriCanvasとは

MiriCanvasは、韓国のMIRI D.I.H社(通称ミリディ)が開発したブラウザベースのデザインプラットフォームです。国際版トップページの自己紹介は意外なほど控えめで、徹底してテンプレート中心です。スライドやSNS投稿などに使える膨大なテンプレートを検索してみてください、と案内するだけです。この一文が、この製品を最も正直に要約しています。

つまりMiriCanvasは、AI生成モデルにエディタを後付けした製品ではありません。本体はテンプレートライブラリとドラッグ&ドロップ編集機能であり、AIはその上に載って「白紙の画面で手が止まる」問題を取り除く加速装置です。この区別は、導入を検討する前に整理しておくべき最重要ポイントです。今やデザイン分野の製品はこぞって「AI搭載」を名乗りますが、その実態は完全な生成パイプラインから背景除去ボタン一つまで大きく振れます。MiriCanvasはその中間、しかも実用寄りに位置します。AI機能は確かに存在し専用の機能ページも用意され、なかでもAIスライド生成は資料作成の着手方法を実際に変える程度には完成度があります。ただし大多数の利用者にとって日々の価値を生むのは、従来どおりの場所、すなわちそのまま編集できる膨大な完成レイアウトと、デザイン未経験者でも訓練なしに扱える編集画面です。

企業の出自も、通り一遍の説明では見落とされる形で製品性格を決めています。MiriCanvasは韓国市場で育ち、ニッチではなく主流のデザインツールとして定着しました。その背景は、韓国語テンプレートの厚み、ハングル組版を無理なく処理する組版処理、そして韓国の業務慣行や学校文書の様式に沿ったテンプレート分類に表れています。韓国語利用者にとっては欧米製サービスに対する決定的な優位であり、逆にフランス語やドイツ語、ポルトガル語で作業する利用者にとっては慎重に見極めるべき制約になります。本稿はその点をぼかさず後段で具体的に扱います。

想定利用者は幅広いものの輪郭は明確です。販促物やSNSコンテンツを継続的に量産するマーケター、発表資料を作る学生と教員、デザイナーを雇う余裕のない小規模事業者、そしてすべての依頼をデザイン部門の待ち行列に流さずにブランドの体裁を保ちたい社内チームです。精密な文字組み制御やベクター原稿制作、印刷入稿工程を求めるプロのデザイナーにとって、MiriCanvasは既存ツールを置き換えるものではありません。正直に言えば、短納期の領域で相互に補完する関係です。

主な機能

  • 主役はテンプレートライブラリ:ここでのテンプレートは飾りの初期ギャラリーではなく、製品の重心そのものです。無料プランだけでも5万点超のテンプレートと35万点以上の写真・グラフィックが使え、有料プランは無料と有料素材の境目自体をなくします。テンプレートは成果物の種類ごとに整理されているため、入口は「どのキャンバスサイズにするか」ではなく「何を作るか」になります。
  • AIスライド生成:AI機能のなかで最も成熟しており、この製品にAIツールという看板を許す中心的な機能です。テーマを入力するか既存のPDFを取り込み、デザインの方向性を選び、対話で内容を詰め、目次を確認すると完成した資料が生成されます。重要なのは成果物が平板な画像ではない点で、文字と画像とレイアウトをそれぞれ独立して編集できるため、生成物が行き止まりではなく本当の出発点になります。
  • 外部モデルによるAI画像生成:画像生成はmiricleという名前の入口から提供され、FLUXやDALL·E 3といった外部モデルでテキストを画像に変換します。キャラクター、写真、イラスト、ロゴなどの種類を選び、スタイルを指定してプロンプトを入力するか参考画像を添付します。複雑さに応じて数秒から一分程度で生成され、そのまま編集中のテンプレートに配置できます。
  • 編集画面に組み込まれたAI文章作成:文章補助は別アプリに移動せず、デザインの作業画面の中で動きます。キーワードを入れるか作りたい内容を説明すると主題に沿った下書きが生成され、続けて綴りの確認、加筆、要約、書き直しができます。基盤技術はOpenAIと明示されています。実務上は長文生産エンジンというより、ポスターの見出しやスライドの箇条書きの初稿を作る道具と捉えるのが妥当です。
  • AIを用いた写真編集:背景除去、写真内の不要な人物や文字の除去、説明文に基づく空白領域の生成的な埋め込み、画質の引き上げに対応します。とりわけ背景除去は有料化の代表的な便益として打ち出されており、有料プランでは無制限に利用できます。
  • 動画とロゴの生成:AIの入口はさらに二つあります。テキストや画像からそのまま共有できる動画を作る機能と、ロゴ作成機能です。いずれも専門ツールの代替ではなく利便機能と考えるのが適切で、特にロゴについてはライセンス条項に成果物の用途を実質的に左右する制限があるため、後段の注意事項で個別に説明します。
  • 共同編集と組織向け機能:法人プランは全社的なデザイン共同作業と素材管理、導入から統合までの専任支援を軸に構成されます。個人向けの道具を超えて、チームが共有するブランド出力の窓口として位置づける構成です。

AIは実際にどう動いているのか

多くの紹介ページはAI機能を列挙して終わります。しかし実務では、その知能がどこから来るのかを知るほうが有用です。それが性能の上限とリスクの境界を同時に決めるからです。

MiriCanvasは自社の基盤モデルを学習させていません。すべてのAI機能は外部提供者の上に構築されており、企業としては珍しいほど明確にその事実を開示しています。画像生成にはFLUXとDALL·E 3が明記され、文章作成はOpenAIによると表示されます。AIツール利用条件では画像機能の利用者にStable DiffusionのCreative ML OpenRAIL-Mライセンスへの同意を求めており、技術構成にStable Diffusionも含まれることが分かります。

最も文書化が進んでいるのはスライド生成機能で、しかも裏づけが社外から出ている点が有用です。2024年9月に公開されたAWSの技術ブログは、このパイプラインがAmazon Bedrock上のClaude 3 Sonnetで動作すると説明しています。構成は三段階のプロンプト設計で、まず目次を生成し、既存のテンプレートライブラリからレイアウトを選び、最後にページごとの文章と画像プロンプトを生成します。三段目が構造的に最も興味深く、生成結果の見た目が安定する理由を説明してくれます。AIが視覚デザインを無から作るのではなく、整理されたテンプレート在庫から選んで埋めているのです。同記事は当時、週あたり約3,500人がこの機能を利用し、そのうち約1割が毎週再訪していたと伝えています。

ここから実務的な結論が二つ導けます。第一に、出力品質は基盤となる商用モデルに追随するため、同じ提供者を使う他製品とおおむね同等であり、それ自体が差別化にはなりません。第二に、本当の堀はモデルへのアクセス権ではなくテンプレートライブラリです。DALL·E 3は誰でも呼び出せますが、生成結果を実用に足るものにしているのは、AIがそこから選ぶ整えられたレイアウト在庫のほうです。こう捉えるとMiriCanvasのAIは、デザイン素材カタログの上に載った振り分けと組み立ての層であり、これは欠点ではなく合理的な設計判断です。

活用シーン

  1. 小規模マーケティングチームのSNS量産:一週間分のInstagram投稿、YouTubeのサムネイル、販促バナーがまとめて必要なとき、規格の決まったテンプレートから着手できます。背景除去で商品写真を整え、AI文章作成で見出しの下書きを作り、媒体ごとの規格で書き出します。反復的で締切の詰まった業務で処理量が上がります。
  2. 学生と学術発表の資料:学生は白紙のスライド問題に常時直面しますが、そこに費やす時間は生み出す価値に対して不釣り合いに大きくなりがちです。テーマを入れるだけで構成された下書きが得られ、数時間の書式調整が数分の編集に縮みます。無料プランの月間AIスライド枠は、まさにこうした散発的な使い方を想定した設計です。
  3. 小規模事業者の販促物:カフェや工房、個人商店はポスターやメニュー、チラシ、値札を必要としますがデザイン予算はありません。ライセンスの許諾範囲には、バナーや横断幕、チラシ、ポスター、ステッカー、名刺、ラベル、製品パッケージといった印刷販促物が明示的に含まれており、憶測ではなく条項に基づく用途です。
  4. EC商品画像と詳細ページ:ライセンスはオンラインショップの商品詳細ページ用デザインと商品サムネイルを許諾用途として直接挙げています。背景除去と生成的な埋め込みを併用すれば、平凡な商品写真を体裁の整った出品画像に変えられます。
  5. 社内コミュニケーションと報告:定期的な社内報告やプロジェクト報告、研修資料を作るチームは、共有テンプレートで基準を揃えることで、作成者が変わっても体裁を一定に保てます。法人プランはこれを全社的な素材管理へ拡張します。
  6. デザイン資源を投じる前の概念可視化:AIの出力が編集可能なオブジェクトであるため、企画や販促の担当者が粗い試作で関係者の認識を先に揃え、そのうえで専門のデザイナーに口頭説明ではなく具体的な要件を渡せます。

使い方

  1. 登録して編集画面を開く:サイトで登録します。無料プランは支払いなしで使えるため、有料化を判断する前にテンプレートと編集画面を十分に確かめられます。
  2. 白紙ではなく成果物の種類から入る:発表資料かポスターかSNS投稿かサムネイルかを先に選べば、寸法とレイアウトの慣行が最初から揃います。最も大きく時間を節約できる箇所であり、製品が前提とする作業の流れでもあります。
  3. テンプレートを選ぶかAIで着手する:発表資料ならAIスライド生成でテーマを入力するかPDFを取り込み、全体を生成する前に必ず目次を確認して直してください。目次段階で構成を正す手間は、生成後にページごとに直す手間よりはるかに軽く済みます。
  4. 通常のデザイン要素として編集する:文言を差し替え、画像を入れ替え、配置を調整します。AI文章作成で原稿を整え、画像生成で足りない視覚要素を補い、背景除去で取り込んだ写真を整理します。
  5. 書き出す前に素材のライセンスを確認する:再販売や受託納品が目的なら、デザインに有料素材が混ざっていないか必ず確認してください。無料素材と有料素材で権利が実質的に異なるためで、最も飛ばされやすい工程でもあります。
  6. 配信先に合わせて書き出す:成果物はPDF、PNG、JPG、PPTX、MP4、GIFで書き出せるほか、リンク共有もできます。組織がPowerPoint中心ならPPTX書き出しが特に重要で、受け取った側が編集を続けられます。

活用のコツ

  • 資料を作る前に目次を固める:AIスライド生成は意図的に目次を確認工程として見せています。この時点の構成変更は数クリックですが、生成後の変更は影響するページをすべて作り直すことを意味します。
  • 名詞一語ではなく本物の要件を渡す:「マーケティング」より「小売パートナー向けスキンケアブランドの第3四半期実績、8ページ、自信のある論調」のほうが、はるかに使える資料になります。画像プロンプトも同様で、スタイルと被写体を分けて書くほうが一文に詰め込むより有効です。
  • AIの文章は必ず検証すべき下書きと扱う:利用条件はAI出力の正確性、完全性、信頼性を一切保証しないと明記しています。事実関係や数値、法的効力が絡む内容では、人による確認は選択肢ではありません。
  • 無料素材か有料素材かを早めに決める:再販売や納品が予定される案件なら、最初から無料素材だけで組むほうが後のライセンス手戻りを防げます。完成後に素材を差し替える作業は煩雑で誤りも生じやすくなります。
  • PPTX書き出しを引き継ぎ形式にする:同僚がPowerPointで編集を続けるなら、PPTXで書き出してこそ編集可能性が保たれます。下流で修正が必要な場面でPDFやPNGを渡すのは、よくある、しかし完全に避けられる失敗です。
  • 機密情報をAI機能に貼らない:提携先が担うAI機能への入力は外部に共有されます。AIの入力欄は外部に開かれた窓口だと考え、未公表の財務情報や個人情報、独自のノウハウは入力しないのが安全です。
  • 分類が手薄なら韓国語サイトも見る:地域によって案内される資源規模が異なるため、韓国語を読めるなら選択肢がはるかに多く見つかる場合があります。画面上の偶然ではなく、実際に存在する非対称です。

想定ユーザー

  • マーケターとSNS運用担当:短い周期で視覚素材を大量に作る必要があり、画素単位の制御より処理量を重視する場合。
  • 学生と教員:発表資料や授業資料を整って見せたいが、書式調整に一晩を費やしたくない場合。
  • 小規模事業者と個人出品者:ポスターやメニュー、チラシ、商品画像が必要でも、デザイン予算や専任人員がない場合。
  • 韓国語を扱うあらゆる利用者:韓国語テンプレートとフォント、文書慣行の厚みが、欧米製サービスに対する決定的な実用上の利点になる場合。
  • 企業のデザイン以外の職種:業務管理、人事、営業などで社内資料を自ら組み立て、一定の品質水準を保ちたい場合。
  • ブランドの統一が必要なチーム:この場合に効くのは個々のAI機能ではなく、法人プランの全社共同編集と素材管理です。
  • 白紙で頻繁に止まる人:この製品の中核価値は創作の上限を引き上げることではなく、着手の障壁を取り除くことにあります。

対応プラットフォーム

  • Web(主軸):完全な編集機能がブラウザで動作し、導入作業は不要で、実際の利用の中心です。
  • iOS:公式アプリ名はMiriCanvas: Poster, PPT designで、MIRI D.I.Hが配信しています。バンドル識別子はcom.miridih.miricanvasで、無料で入手でき、iOS 16.0以降が必要です。確認時点の評価は60件の評価で4.82でした。
  • Android:同じパッケージ識別子com.miridih.miricanvasの公式アプリがGoogle Playにあります。評価数やインストール数は確実に取得できなかったため、数値は示しません。
  • モバイル・タブレット版:約3か月の試験提供を経て2024年8月に正式公開され、Web上の作業と同期するため端末をまたいで作業を続けられます。
  • 表示言語:公式iOSアプリの対応言語は英語、日本語、韓国語の三つのみと記載されています。サイト自体はさらに多くの言語に対応しますが、アプリ単位の言語範囲は現地化投資がどこに向いているかを示す有用な手がかりです。

料金プラン

無料プランは永年無料と案内され、5万点超のテンプレートと35万点以上の写真・グラフィック、1GBの個人用保存領域を含みます。期間限定の試用ではなく実質的な無料枠であるため、散発的な利用や教育用途によく合います。AI機能も上限の範囲で無料で使え、無料利用者は月に5件までAIスライドを作成でき、1件あたり最大30ページまで対応します。AI文章作成は一定回数まで無料で、超えるとProプランが必要になります。AI画像生成は選ぶスタイルによって変動する日次クレジット方式です。

Proプランでは、無制限の有料テンプレート、無制限の有料写真・グラフィック、10GBの保存領域、AI機能群、無制限の背景除去、直近7日間の作業履歴の復元が加わります。月額と年額のどちらも選べ、料金ページには税込と明記されています。法人プランは全社的な共同編集とデザイン生産性の向上、導入から統合までの専任支援を軸とし、価格は規模に応じた柔軟な設定とだけ案内されています。

ここは正直に書いておく必要があります。Proと法人の具体的な金額は公開の料金ページに静的な文字列として掲載されておらず、法人は明示的に問い合わせ方式です。ウォン建てと海外通貨の価格が一致する保証もないため、本稿は通貨や地域で変わる数字を推測しません。購入時点の公式料金ページをご確認ください。

代替となるサービス

  • Canva:テンプレート優先で非専門家に優しいという同じ位置を占めつつ、国際的なテンプレート規模が明らかに大きく外部連携も広いため、英語圏や欧州言語中心のチームにはより自然な既定の選択肢です。
  • Adobe Express:Adobeの製品群と自社の生成モデルにつながっており、すでにCreative Cloudを導入し成果物を専門ツールへ引き渡す必要がある組織に向きます。
  • Visme:データ中心の発表や図解、報告に強みがあり、写真とレイアウトより図表と構造化された情報が主旨を担う場合に適します。
  • Gamma:テンプレート在庫からではなく対話的な生成で資料を組み上げる方式で、精密なレイアウト制御より速度を重視する利用者に向きます。
  • Figma:正反対の位置にあり、専門的なUI・ベクターデザインと細かな制御を提供します。納期の速さよりデザインの精度や設計体系が重要な場面での正解です。

制約と注意点

  • テンプレートが文化的に韓国へ寄っています:海外利用者にとって最も重要な項目です。資源規模の案内から地域で大きく異なります。韓国語サイトは53万点超のテンプレートと1,000万点超の要素を掲げる一方、国際版の無料枠は5万点超のテンプレートと35万点以上の写真・グラフィックと案内します。数の問題を離れても、視覚的な慣行や季節の題材、業務文書の様式は韓国市場を反映します。自分の言語と分類でテンプレートの厚みを先に確認してください。
  • デザインをロゴや商標として使えません:編集画面で作ったデザインは、登録を要するロゴやBI/CI、商標として使用できず、ウェブサイトやアプリのアイコン・記号としても使えません。プランを問わず適用され、保護されるブランド標識を作りたい利用者にとってロゴ作成機能の実用価値をその分だけ狭めます。
  • 再販売の可否は使った素材で完全に決まります:AIで作ったデザインをテンプレートとして再販売すること、生成素材を単体で販売することは認められていません。ライセンスはさらに、プラットフォーム提供の要素を含むデザインをShutterstockやGetty Images、Naver OGQ、クモンのような受託市場を通じて再配布・再販売することも禁じます。重要な例外が一つあり、後段のライセンスの節で扱いますが、鍵は無料素材と有料素材の区別です。
  • AI出力に正確性の保証はなく、責任は利用者に移ります:条項はAI出力の正確性、完全性、信頼性を保証しないと定め、利用者が生成したAI出力を理由に第三者から権利侵害の主張がなされた場合、利用者が会社を免責すると規定します。開示義務もあります。AI出力を含む内容にはAI生成である旨を明確に表示し、部分的な利用ならAIが担った役割を分かりやすく示す必要があります。
  • AIは加速装置であり製品の本体ではありません:MiriCanvasをAI生成ツールとして評価するなら期待値を調整してください。モデルはすべて外部から調達され、無料枠は潤沢ではなく、最も深い価値はいまなおテンプレートにあります。最新の生成性能そのものが購入目的なら専用の生成ツールが適し、AIの助けを借りて速く手堅いデザイン成果物を得たいなら適合します。
  • フォントと組版の対応は言語で異なります:出自からハングル組版は強みですが、組版要件の異なる言語を使う場合は、利用できるフォントがその文字を無理なく表現するかを先に確認すべきで、複数文字種の混在ではとくに注意が要ります。

コンテンツのライセンスと商用利用

MiriCanvasはテンプレートと素材を前提とする製品であるため、ライセンスはFAQの一行ではなく独立した節に値します。利用者が最も高くつく思い込みをしやすい領域だからです。

ライセンスは素材を明確に二つに分けます。無料コンテンツはPixabayやPexels、韓国の公共著作物利用許諾(KOGL)作品、パブリックドメインやクリエイティブ・コモンズ由来の提供元などから供給されます。有料コンテンツは、同社が商業提携を通じて供給するすべての素材です。両者に付く権利の差は形式的ではなく実質的です。

無料素材の条件はかなり寛容です。無料コンテンツだけを使った場合には、テンプレートを作ってオンラインで再販売でき、ウェブサイトや文書、プロジェクトを第三者へ配布または販売できます。競合には認めていない例も多い実質的な権利であり、販売用テンプレート商品を作る個人事業者にとってMiriCanvasが現実的な選択肢になる根拠です。ただし最初から最後まで無料素材だけで通す規律が前提になります。

有料素材の条件は明確に引き締まります。有料コンテンツのライセンスは非独占かつ譲渡不可で、単一のデザインにのみ有効ですが、そのデザインについては期間の定めがありません。Proや法人の契約者は追加費用なしにすべての有料コンテンツのライセンスを得られ、無料利用者が有料素材を使うには別途ライセンス料が必要です。実務で見落としやすい点が一つあります。有料素材を含むデザインを複製すると新しい文書となり新たなライセンスが必要で、契約者には自動かつ無償ですが無料利用者には課金対象になります。

完成したデザインの一般的な商用利用は広く認められ、ライセンスは許諾範囲を長く列挙します。印刷販促物、主要プラットフォームのSNS投稿、動画プラットフォームのサムネイルやチャンネル画像、オンライン広告、EC詳細ページ、出版物の表紙、発表資料、そして同サービスで制作した旨を明記した作品集での利用が含まれます。受託制作も条件付きで認められます。委託者に同社の規約遵守を義務づける書面合意が必要で、デザインは原形のまま使用されねばならず、一つのデザインは一者にのみ引き渡せ、受け取った側がさらに譲渡することはできません。

AI出力はこれと並行しつつ別の枠組みに従います。利用者は法が認める範囲で入力データとAI出力の著作権と所有権を保持し、同時に会社がそれらを販促とサービス改善に用いることを許諾します。AI出力は規約の範囲内で私的にも商業的にも利用できます。再販売の禁止とAI表示の義務は、ここでも同様に適用されます。

ここから導かれる実務上の原則は単純です。着手前にその成果物が再販売されるのか受託納品されるのかを決め、そうであれば最初から無料素材だけで構成し、ロゴや商標の用途は完全に避けてください。完成したデザインに後から規約適合を継ぎ足す作業は、最初から設計するよりはるかに骨が折れます。

プライバシーとデータの取り扱い

顧客資料や社内情報を扱う利用者にとって、ここでのデータ条項はある一点で業界の平均より優れており、別の一点では注意を要します。

有利な点は明快です。AIツール利用条件は、同社が利用者の入力データをAIの学習目的に使用しないと明示しています。競合製品の多くより明瞭な約束であり、商業的に機微な資料でAI機能を使う際の代表的な障害を取り除きます。

注意を要する点は第三者による処理です。提携先が担うAI機能へ入力したデータは、OpenAIなどの技術提携先へ共有され、米国へ移転される可能性があります。条項は、利用者の居住国が同等の水準の個人データ保護を提供しない場合があること、共有される入力に個人情報が含まれうることを明記しています。データの国外移転に厳しい規制が及ぶ組織は、形式的な条項ではなく法令順守の課題として扱うべきです。

基礎となるプライバシーポリシーは韓国の法律、具体的には個人情報保護法に基づきます。会員情報は原則として退会時まで保持し、法定の例外があります。電子商取引の消費者保護に関する法令により契約または申込撤回の記録は5年、通信秘密の保護に関する法令によりインターネットのログ記録と接続追跡資料は3か月保存されます。個人情報は本人の同意がある場合か法律に特別の定めがある場合にのみ第三者へ提供され、それ以外では提供されません。廃棄対象の情報は復元できない方法で削除し、紙の記録は裁断または焼却して処理します。

よくある質問(FAQ)

Q1. MiriCanvasは無料で使えますか。

はい。無料プランは試用ではなく常時提供で、5万点超のテンプレートと35万点以上の写真・グラフィック、1GBの保存領域を含みます。AI機能も上限内で使え、月5件まで、1件あたり最大30ページのAIスライドを作成できます。

Q2. Proプランはいくらですか。

具体的な金額は公開の料金ページに静的な文字列として掲載されておらず、ウォン建てと海外通貨で価格が異なる可能性があります。月額・年額の提供と税込表記は確認できるため、第三者が引き写した数字ではなく公式の料金ページで現在の金額をご確認ください。

Q3. 無料プランで作ったデザインを商用利用できますか。

販促物やSNS投稿、商品ページのような一般的な商用利用はおおむね可能です。要点はどの素材を使ったかです。無料コンテンツだけで作ったデザインの権利範囲が最も広く、有料素材を含む場合は有料コンテンツのライセンスが必要になります。無料利用者は別途購入し、契約者には含まれます。

Q4. 自分で作ったデザインやテンプレートを販売できますか。

条件付きで可能です。無料コンテンツだけを使った場合は、テンプレートを作ってオンラインで再販売でき、ウェブサイトや文書、プロジェクトを第三者へ配布・販売できます。プラットフォーム提供の有料要素を含むデザインは素材サイトや制作者向け市場で再販売できず、AIで作ったデザインをテンプレートとして再販売することも認められていません。

Q5. MiriCanvasのデザインを会社のロゴに使えますか。

使えません。ライセンスは編集画面で作成したデザインを、登録を要するロゴやBI/CI、商標として使用することを明確に禁じ、ウェブサイトやアプリのアイコンとして使うことも禁じています。保護されるブランド標識が必要なら、別途オリジナルの制作を依頼してください。

Q6. どのAIモデルを使っていますか。

自社学習ではなく外部モデルを調達して使っています。画像生成にはFLUXとDALL·E 3が明記され、文章作成はOpenAIによるもので、AWSの技術ブログはAIスライドの処理がAmazon Bedrock上のClaude 3 Sonnetで動作すると説明しています。画像機能にはStable Diffusionのライセンス条件も適用されます。

Q7. 自分のコンテンツはAIの学習に使われますか。

使われません。AIツール利用条件は、同社が利用者の入力データをAIの学習に使用しないと明記しています。ただし提携先が担う機能への入力はOpenAIなどの技術提携先に共有され米国へ移転される可能性があるため、機密情報や個人情報は入力しないでください。

Q8. 韓国語以外の言語でも実用になりますか。

表示とテンプレートは複数言語に対応し国際サイトも英語などで運営されていますが、テンプレートは韓国語で最も厚く、韓国語サイトが掲げる資源規模も明らかに大きくなっています。他の言語で作業する場合は、自分の分類でテンプレートの厚みを先に確認してから判断してください。

Q9. どの形式で書き出せますか。

PDF、PNG、JPG、PPTX、MP4、GIFで書き出せるほか、リンクでの共有もできます。とくにPPTX書き出しは、生成した資料を平板化せずPowerPointで編集し続けられるため有用です。

Q10. AIで作ったことを明示する必要はありますか。

AI出力が含まれる場合は必要です。AIツール利用条件は、AI出力を含む内容にAI生成である旨を明確に表示するよう求め、部分的にAIを使った場合はAIが担った役割を分かりやすく示すよう定めています。

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