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Duck.aiは、サードパーティのAIチャットモデルとプライベートに対話するためのDuckDuckGoの機能で、DuckDuckGoが利用者とモデル提供元のあいだに中継として立つ。どのブラウザでもduck.aiを開けばすぐ使え、アカウントは不要で、回答はDuckDuckGoが自ら学習させたモデルではなくAnthropic、OpenAI、Mistral AI、Googleが作ったモデルから返ってくる。DuckDuckGo AIの一角として、検索エンジンを置き換えるのではなくその隣に立つ。
この中継の位置こそが製品そのものだ。プロンプトは利用者の端末からOpenAIやAnthropicへ直行しない。まずDuckDuckGoに届き、そこで身元を特定しうるメタデータが取り除かれてから、DuckDuckGo名義であらためて送り出される。モデルは通常どおり推論するが、誰が尋ねたのかは最後まで知らない。
無料枠で使えるモデルは、Claude 4.5 Haiku、Mistral Small 4、GPT-5.4 nano、GPT-5.4 mini、そしてTinfoil.shがホストするgpt-oss-120bとGemma 4 31Bだ。最前線の大型モデルではなく中小型モデルという点は、そもそも登録手続きが存在しないサービスが選んだ正直な取引である。
含まれるMistralモデルはApache 2.0ライセンスで提供されており、これは主にツールチェーンのライセンス構成を監査する必要のあるチームに関わる。
モデル切り替えが、ほかのすべてが回る軸になる。使えるモデルが作業内容ではなくプランで変わるからだ。PlusはGPT-5.4とClaude Sonnet 4.6を加え、ProはさらにClaude Opus 4.8、Plusより高い推論強度の設定、そしてPlusの二倍にあたる利用枠を載せる。プランが変わってもインターフェースは同一で、変わるのはモデル一覧に並ぶ名前と、一つのセッションがどこまで持つかだけだ。
最近のチャットは履歴をサーバーではなく端末内に残すため、この保管庫の持ち運びやすさはそれを抱えるブラウザプロファイル次第になる。会話は最大五件までピン留めでき、ピン留めはそのままファイアボタンによる一括削除から守る手段にもなる。
同期とバックアップは、この保管庫を暗号化した形でサーバーへ移しつつ復号鍵を利用者の端末から出さないので、DuckDuckGoが握るのは読めない暗号文だけだ。ここに置いた会話は十八か月アクセスがないと自動削除されるため、長期保管庫ではなく同期の仕組みに近い。
アップロード対応は全体ではなく選んだモデルに依存するので、作業の途中でモデルを変えると添付ボタンごと消えることがある。PDFのページ上限はプランで上がり、無料は十五ページ、Plusは三十五ページ、Proは五十ページだ。
画像生成は独立した新規画像の入口にあり、チャットの計数とは切り離された独自の一日枠を消費する。続けて出すプロンプトは一から作り直すのではなく、すでに生成された画像を調整する。
音声の返答は暗号化された中継を通じてストリーミングされ、音声としては決して保存されない。残るのはテキストの記録だけで、しかも端末内にのみ、しかも最近のチャットの保存が有効なときだけ残る。ディクテーションも同じ経路をたどる。音声が出ていき、テキストが返ってくる。
実際に元が取れる使い方は、一つのモデルに長く付き合うことではなく、同じ問いを並べて比べる走らせ方だ。モデル選択欄が同じ会話のすぐ上にあるので、一つの質問をClaudeのモデルとOpenAIのモデルに続けて投げるのに二つ目のアカウントは一切いらない。
いちばん噛み合うのは守秘のかかった下書き作業だ。未公開の製品名、給与の数字、健康に関する質問を含むプロンプトがモデルに届く時点でIPアドレスはすでに消えており、これは請求先メールに紐づいたログイン済みアカウントで同じ内容を打ち込むのとは露出の質がまるで違う。
二つ目は文書の一次選別だ。十五ページの契約書なら無料の上限にも収まり、同じ条項を三つのモデルに要約させれば、そのうち一つが作り話をしていることを安く見抜ける。噛み合わないのは分析担当の日常で、表計算ファイルはそのまま拒否される。
三つ目はもう少し静かで、話す練習だ。切り出しにくい会話を声に出して練習しても残るのは削除できるテキストの記録だけで、最近のチャットの保存を切れば何も残らない。音声の返答がそもそも記録されないからだ。
どの場合でも会話はブラウザのある場所に住む。最近のチャットが保管庫を端末に残すので、また戻る価値のあるセッションは、それを生んだ端末の上でピン留めしておくべきだ。
いちばん明快な判断の仕方は、この抱き合わせが値段に見合うには何が真でなければならないかを先に問うことだ。Duck.aiの有料機能はVPN、個人情報の削除、なりすまし被害の復旧まで入った定期購入の中に収まっているので、問いは決してこのAI単体が値段に見合うかではない。
プライベートAIチャットは、身元と結び付けたくない内容を打ち込む人、そして長い連鎖の自律作業より下書き・要約・説明を主に必要とする人に向く。もともとVPNが欲しかった人にも向き、その場合AIは事実上おまけとして付いてくる。複数のアカウントを抱えずに同じプロンプトで複数モデルを横並びに試したい人にも向く。
開発者向けAPIは存在しないので、この匿名の経路の上に何かを積み上げる手立てがない。これらのモデルをスクリプトから呼びたいチームは提供元と直接やり取りするほかなく、そもそも規約が自動照会を禁じている。
すでに別のところでVPNを支払っている人は、同じ機能を二重に買うことになる。隠れた費用ではないが実在する費用で、同価格帯のAI単体の定期購入と比べたときの計算を変える。
規制領域の意思決定は能力不足ではなく契約によって外されている。法務・金融・医療の助言、信用力の判断、入学と試験、住居、雇用、政府の意思決定がすべて除かれ、Pro席を正当化しうる企業シナリオの大半がそのまま消える。
現地法が許す範囲での年齢の下限は十三歳で、現地の成年年齢未満なら保護者の許可がいるため、教室への導入は計画を立てる前に現地規定と突き合わせる必要がある。
Duck.aiに届くのにアカウントが要ったことはなく、入口どうしは置き換わるのではなく重なって増える。アドレスはどのブラウザでも動く。DuckDuckGoブラウザの中には専用のボタンがある。DuckDuckGoの検索結果ページにも、一度の検索をそのまま会話に変えるボタンがいくつかある。
これらはいずれも文字どおり任意だ。ボタンはブラウザ設定で足したり外したりでき、検索ページのボタンは検索設定で隠せる。
| 利用経路 | アカウント要否 | 備考 |
|---|---|---|
| 任意のブラウザでduck.ai | 不要 | 直接の入口、履歴はそのブラウザに保存 |
| DuckDuckGoブラウザのボタン | 不要 | ブラウザ設定で切り替え |
| 検索結果ページのボタン | 不要 | 検索設定で非表示 |
| 端末間の同期とバックアップ | 定期購入アカウント | 暗号化保存、鍵は端末に、十八か月未使用で削除 |
| 開発者向けAPI | 提供なし | 公開APIは存在しない |
履歴が既定でブラウザに結び付いているため、ノートパソコンとスマートフォンを行き来するには文脈を失うか同期とバックアップを有効にするかになり、これがローカル優先設計の実際の代償だ。
Duck.aiはどの部分も単体では売られておらず、この一点が費用の問題の大半を決める。無料枠は本当に無料で本当にアカウント不要であり、これが登録不要AIという使い方をそもそも成り立たせている。その上のすべては、より広いDuckDuckGoの定期購入の一部として来る。
2026年7月の独立した実測は、Plusを月9.99ドルまたは年99.99ドル、Proを月19.99ドルまたは年199.99ドルと記録し、英国は同じ数字をポンドで、欧州連合の多くの国はユーロで値付けしていると記した。これはその時点でレビュアーが記録した価格であり、数字が同じでも通貨記号は互いに置き換えられない。
| プラン | 記録された価格 | 追加されるモデル | 利用枠の位置 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0 | Claude 4.5 Haiku、Mistral Small 4、GPT-5.4 nanoとmini、gpt-oss-120b、Gemma 4 31B | 一日上限あり、数値は非公開 |
| Plus | 月9.99ドル / 年99.99ドル | GPT-5.4、Claude Sonnet 4.6 | 無料より高く、週の予備枠あり |
| Pro | 月19.99ドル / 年199.99ドル | Claude Opus 4.8、より高い推論強度 | Plusの二倍の枠 |
定期購入者は一日の枠とその後ろの一週間の枠を同時に持ち、日次の計数は協定世界時の零時に、週次の計数は日曜日に戻る。日次分が尽きるとセッションは週の予備枠を削って続けられ、それも使い切るとDuck.aiは次の週次リセットまで止まる。どちらの消費量も設定で確認でき、これが製品の出す唯一の定量的な視界だ。
無料枠の一日上限は数値として公開されたことがない。DuckDuckGoは執行の方法を不透明に保つこと自体が濫用防止の一部だと明言しているので、これを前提に大量の作業を計画するのは当て推量になる。
代替案は一本の線で分かれる。テキストが端末を離れるかどうかだ。手元で動かすオープンウェイトのモデルは何も送らないので信頼の問題を構造的に消すが、ハードウェアと設定の負担を求める。利用者データで学習しないと約束するホスト型アシスタントは手軽さを守る代わりに、方針への信頼を求める。
数ある匿名AIチャットの選択肢のなかで、Duck.aiは三つ目の位置にある。ホスト型でありながら、身元はホスト側が何かを見る前にすでに取り除かれている。同価格帯のAI単体の定期購入と比べるなら焦点は付いてくるVPNと身元関連サービスが要るかどうかにあり、提供元のアカウントを直接開くのと比べるなら焦点はAPIが要るかどうかにある。それこそがDuck.aiがきっぱり渡せない唯一のものだ。
表計算ファイルはそもそもアップロードできず、これが最も一般的な分析の流れを静かに締め出す。容量の制限でもプランの制限でもなく、その形式がどこでも非対応なのだ。
VPNや携帯回線は、セッション開始から一分のうちに利用枠のエラーを引き起こすことがある。匿名の執行の仕組みが共有された出口アドレスを大量利用と読むためで、示された対処はVPNの拠点を変えるかWi-Fiに移ることだ。プライバシー製品としては据わりの悪いふるまいである。
詳しさや具体性は正確さの合図ではないと明示的に否認されている。DuckDuckGoは回答が完全で精密に見えながら誤っていることがあると警告し、そこから出たコードの誤りや脆弱性への責任を否認する。別の情報源で確かめる仕事は利用者のものとして書かれている。
共有リンクは復号鍵を自ら抱えているため、アドレスを持つことがそのまま会話を持つことになる。リンクを受け取った人は会話を読み、自分のセッションとして続けられる。リンクは三十日経つか設定で取り消すかのどちらか早い方で失効する。生成されたファイルは共有リンクに付いていくが、アップロードしたファイルはその場に残るので、共有された会話から、それを筋の通ったものにしていた当の文書が抜け落ちていることがある。
自動照会と速度制限の回避は明確に禁じられ、Duck.aiの上でAIサービスを開発したり提供したりすることも同様だ。ある有料の定期購入者は、一つのメッセージに一万六千文字の上限があり、数回やり取りすると会話の長さが尽きると報告した。これは仕様ではなくコミュニティからの一件の報告で、公式ページはどちらの上限も数値で示していない。
公開されているモデル一覧どうしが食い違っており、この差は塗り潰すより名指しする方がよい。2026年7月の独立したレビューはGPT-4o mini、Llama 4 Scout、Claude Opus 4.7を記録しているが、現在の公式ヘルプページはProの最上段にGemma 4 31B、Mistral Small 4、Claude Opus 4.8を挙げている。一覧は公開済みの比較記事より速く動くので、どんなモデル一覧も購入の根拠になる前に製品の中で確かめ直すべきだ。
匿名化はプロンプトがモデル提供元に届いた後ではなく、DuckDuckGoを離れる前に起きる。IPアドレスを含む個人情報を運ぶメタデータが先に取り除かれるので、要求はAnthropic、OpenAI、Azure OpenAI、together.aiにDuckDuckGoの通信として届く。プロンプト本文に書き込んだ個人情報はそのまま一緒に出ていき、匿名性が守るのは誰が尋ねたかであって何を尋ねたかではない。
提供元は契約上、応答の生成に必要でなくなった時点で受け取った内容を削除することを求められ、その期限は長くとも三十日で、安全と法令順守のための狭い例外だけが残る。また、プロンプトと出力を自社モデルの開発や改善に使うことも禁じられている。
信頼できる実行環境で処理されるモデルには提供元可視性ゼロの表示が付き、これはホスト側がプロンプトも回答も読めないという意味になる。契約上の約束より硬い保証で、いまのところ一覧の全部ではなく一部に適用される。
プロンプトと出力は利用者のものとして残り、製品がそれらに対して得る許諾はサービスの提供そのものに限られる。
必要ない。無料枠はduck.aiを開けばそのまま動き、メールアドレスもパスワードも支払い方法も求められない。アカウントが意味を持つのはDuckDuckGoの定期購入を開くときだけで、それが解くのはより大きなモデルと同期・バックアップだ。
使われない。DuckDuckGoが各モデル提供元と結んだ取り決めは、プロンプトと出力でモデルを開発・改善することを禁じ、応答の生成に必要でなくなった後は長くとも三十日以内に削除することを求めている。
DuckDuckGoは無料枠の具体的な数値を公開しておらず、執行の方法を不透明に保つことが濫用防止の一部だと述べている。定期購入者は設定で自分の日次・週次の消費量を確認でき、日次の計数は協定世界時の零時に戻る。
できるが、プランで変わるページ上限がある。無料は十五ページ、Plusは三十五ページ、Proは五十ページだ。アップロード対応は選んだモデルにも依存してどこでも使えるわけではなく、表計算ファイルはどのプランでも非対応である。
ない。Duck.aiは消費者向けのインターフェースで公開APIを提供せず、規約は自動照会とその上でAIサービスを作る行為を別途禁じている。開発の作業はモデル提供元と直接進めることになる。
リンクが復号鍵を一緒に抱えているので、受け取った人はその会話を読み、自分の独立した会話として続けられる。この控えは三十日後に自動削除され、設定でリンクを取り消せばそれより早く消える。
使えない。規約は法務・金融・医療の助言、信用力の判断、入学と試験、住居、雇用、政府の意思決定をプランに関わりなく除外している。
既定ではブラウザの中に残るため、ブラウザのデータを消すと失われ、別の端末では空の状態から始まる。同期とバックアップを有効にするとDuckDuckGoのサーバーに暗号化して保存されるが鍵は利用者の端末にのみ置かれ、十八か月触れられなかった内容は削除される。