Vidu AIは、テキストプロンプト、静止画、参照画像を短い動画クリップに変換するWebベースのAI動画生成ツールです。主な作成モードは、テキストから動画(Text to Video)、画像から動画(Image to Video)、参照画像から動画(Reference to Video)の3つです。現在のフラッグシップ動画モデルであるVidu Q3は音声と映像を同時に生成するため、1本のクリップにセリフ、ナレーション、効果音、音楽を含めることができます。
国際版サイトvidu.comはShengShu AI HK Limitedが運営しており、同社はプライバシーポリシーに記載された主体であり、Androidアプリの掲載情報に表示される開発元でもあります。独立系テックメディアは、開発元のShengShu Technologyを、清華大学智能産業研究院(Institute for AI Industry Research)出身のチームが2023年3月に設立した企業と紹介しています。サイトと規約は、この香港法人と報道にある北京拠点のShengShuとの関係を説明していないため、本ページでは両者を結び付けません。
Viduが合うかどうかを左右するのは、たいてい次の3点です。複数のショットでキャラクターや物体の一貫性を保つことに注力している点、商用利用の権利は有料プランでしか得られない点、そして規約がユーザーコンテンツについてAI学習を含む永続的なライセンスをViduに与え、サブスクリプションは返金不可で販売されている点です。
必要な参照画像の枚数について、公式サイトの説明は一致していません。参照画像から動画のページは、このモードが最大7つの参照に対応するとし、画像を1〜7枚アップロードするよう案内しています。一方、ホームページのFAQは、参照画像から動画では物体、キャラクター、シーンの画像を3枚以上アップロードできると述べています。どちらも1本のクリップで複数のキャラクター、物体、シーンを組み合わせることを説明しており、異なるのは最小枚数です。
画像を起点とする2つのモードの選び方について、Vidu自身の案内は簡潔です。ストーリーテリングと一貫性を重視するなら同社は参照画像から動画を勧め、1枚の画像やキーフレームを動かしたいなら画像から動画を示しています。
同社はVidu Q3を、ネイティブ音声付きの動画を作る新世代モデルと説明しており、音声を別工程で追加しなくてもそのまま公開できることを狙っています。Q3の1回の生成は最大16秒です。モデルページは動画出力の対応言語として英語、日本語、中国語を挙げ、複数話者の会話と、テンポを演出するためのフレーム単位のカメラ制御を打ち出しています。
Vidu Agentは、オープンソースのOpenClawフレームワーク上に構築され、Vidu Q3で動くマーケティングエージェントと位置付けられています。説明によれば、素材を1つずつ作るのではなく、商品動画やキャンペーンといった目標を受け取り、絵コンテ、脚本、最終クリップを計画します。エージェントはViduプラットフォーム内で動作するため、ローカルへのインストールは不要です。
同じ生成機能はVidu Skillsとしてもパッケージ化されており、同社によればOpenClaw、Claude Code、その他の互換エージェントワークフローでも利用できます。セットアップには、GitHubからスキルをインストールし、Viduトークンを環境変数に設定する必要があります。
公式の参照画像から動画の手順は、次の3ステップです。
生成のたびにクレジットを消費し、Viduは生成の種類、長さ、解像度、選んだモデルに応じてタスクごとのコストを決めます。同じキャラクターが後の動画で再登場するときは、My Referencesに保存した参照を使えばステップ1を短縮できます。
同社のFAQには、SNS、スタジオ、商用にまたがる用途が挙げられています。
物語性のある制作については、Q3のモデルページがコミック・マンガ風ドラマ、シネマティックなショット、ショートシリーズ、ナラティブ広告を対象形式として挙げており、これらは連続性とタイミングが最も重要になる形式です。いずれもベンダーが説明する用途であり、独立に測定された成果ではありません。
適合範囲を狭める条件が2つあります。サブスクリプションは個人アカウントに紐付き共有できないため、有料プランで生成する人はそれぞれ自分のアカウントが必要です。また商用利用は有料ユーザーにしか認められておらず、クライアントワークや広告では重要な点です。
Google Playのコンテンツレーティングと利用規約では、想定される年齢が異なります。ストアはアプリをEveryoneと表示している一方、規約はユーザーが18歳以上、または居住する法域の法定年齢に達していることを求めています。
Web製品のVidu 料金は4つのプランに分かれています。取得時の料金ページは年払いが初期表示で、その状態では月払いの価格は表示されていませんでした。下表の数字は、年払い時に表示された月額換算の料金です。
| プラン | 表示価格(年払い) | 月間クレジット | 記載の動画本数 | 参照・被写体の枠 |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0/月 | 表示なし | 表示なし | 10/月 |
| Standard | $8/月、年額$96で請求 | 800 | 最大200本 | 50/月 |
| Premium | $28/月、年額$336で請求 | 4,000 | 最大1,000本 | 100/月 |
| Ultimate | $79/月、年額$948で請求 | 8,000 | Off-Peak Mode:1日最大200本を送信 | 300/月 |
ページによると、月払いと比べて年払いのStandardは$24、Premiumは$84、Ultimateは$240の節約になります。ページのバナーには、プランが10月6日にアップグレードされるとの記載もあり、ここに示したプラン内容はその日以降に変わる可能性があります。
各有料カードには同じ中核生成機能が並んでいます。3〜16秒の動画、最大4本の同時生成、プロ向けプロンプト編集モード、より高品質なH.265 ProとH.264 Proのエンコード、そして生成コンテンツを商用利用できるという記載です。Ultimateプランには、Q2 1080pの画像生成が無制限で含まれます。比較表には「Download without watermark」(透かしなしダウンロード)の行がありますが、本ページで取得したプラン文面には、それがどのプランに適用されるかは明記されていません。
APIプラットフォームはWebのサブスクリプションとは別の従量課金制クレジットを採用しており、セルフサービスのチャージと、大規模または個別のニーズ向けのエンタープライズ窓口があります。パックは有効期間と同時実行数の上限が異なる形で販売されています。たとえばStarter Packは$144で、30,000クレジット、最低5件の同時リクエスト、6か月の有効期間と掲載されており、横には$150という金額と限定割引のラベルが表示されていました。
独立系の報道は、ViduをKuaishouのKling AIやMiniMaxのHailuo AIを含む中国のAI動画生成ツール群に位置付けており、いずれもOpenAIのSoraやGoogleのVeoといった海外モデルと競合しています。Vidu Q2のリリースに関する報道は、これをSora 2とVeo 3.1への挑戦と位置付けました。
機能の重なりは実際にあります。Vidu Q2に関するある報道は、開始・終了フレーム間のトランジションがVeo 3.1でも利用できると指摘しました。ローンチ時の報道は、効率性、フォーマットをまたいだ一貫性、アニメ風動画への特化を、これらのライバルに対するViduの切り口として取り上げています。
Viduは、ユーザーが作成またはアップロードしたコンテンツの所有権を主張せず、権利はユーザーに残ります。ただし、その所有権にはViduに有利な広範なライセンスが伴います。コンテンツを送信すると、Viduとその関連会社に、全世界で有効、ロイヤリティフリー、永続的かつ取消不能なライセンスを付与することになり、そこにはAI学習を含め、Viduの製品の改善と開発にコンテンツを使う権利が明示的に含まれます。このライセンスはアカウントを閉鎖した後も存続します。プライバシーポリシー自体には学習のオプトアウトについての記述がなく、本ページのために確認した規約、プライバシーポリシー、ヘルプセンターのページでも見つかりませんでした。
商用利用の権利はプランによって異なります。規約はすべてのユーザーに個人的・非商用のライセンスを与え、商用利用は有料ユーザーにのみ拡張しています。ヘルプセンターも同様に、ライセンス条件に別段の定めがない限り、Viduで生成した作品を商用利用できるのはサブスクリプション加入者のみだとしています。
データの取り扱いについて、プライバシーポリシーはユーザー情報がシンガポールに保存されるとしています。情報はViduグループ内や第三者のサービスプロバイダーへ国境を越えて移転されることもあります。記載された処理者には、コンテンツ審査を担うNetEase Reviewが含まれます。MiniMaxは、動画の吹き替え、ナレーション、字幕の生成向けとして記載されています。運用データの保存期間は、法律や法的請求でより長い保存が必要な場合を除き、6か月以内です。ユーザーは、法的な例外を条件として、自分の情報の削除を求める権利を持つ場合もあります。
一部は無料です。すべてのユーザーに一定量の無料クレジットが付与され、Freeプランには月10件の保存用参照枠が含まれます。出力の商用利用にはサブスクリプションが必要で、料金表の月間クレジット枠は有料プランのものです。
有料プランでのみ可能です。規約は無料ユーザーを個人的・非商用の利用に限定しており、各有料プランのカードには生成コンテンツを商用利用できると記載されています。
規約は、ユーザーコンテンツについて、AI学習に使う権利を含む永続的かつ取消不能なライセンスをViduに与えています。確認したページでは、学習のオプトアウトは見つかりませんでした。
Vidu Q3は1回の実行で最大16秒を生成でき、有料プランには3〜16秒の動画に対応すると記載されています。
料金ページには返金は行わないとあり、次の請求サイクルの前に解約すれば以降の請求を止められます。唯一の例外として説明されているのは、Vidu側の問題で失敗した生成のクレジットです。
はい。ヘルプセンターによると、解約後も既存の作品には引き続きアクセスできますが、今後の生成タスクはプランの種類の影響を受けます。