Spark Mailは、複数のアカウントを一つの受信トレイにまとめ、任意でAIメールアシスタントを利用できる、デスクトップ・モバイル向けメールクライアントです。アプリの提供元はSpark Mail Limitedで、SparkはReaddleの一部です。統合受信トレイでは、追加したアカウントのメールをまとめて表示することも、各アカウントを個別に開くこともできます。
Gmail、iCloud、Yahoo、Exchange、Outlook、Kerio Connect、その他のIMAPまたはEWSアカウントに対応します。Sparkは新しいメールアドレスを作るのではなく、既存のメールボックスを管理します。
Spark +AIはメールの下書き、推敲、要約、翻訳、会議の文字起こし、情報検索ができます。AI Assistantはメール、添付ファイル、カレンダー、会議メモを横断して詳細を取得・整理します。Sparkによると回答には使用した情報源へのリンクが付き、読者は元の資料を確認できます。
AI Assistantは添付ファイルの内容を検索できますが、この用途で現在対応する形式はPDFとTXTです。
Smart Inboxは受信メールを個人、ニュースレター、通知に分類し、人からのメールを上位に配置します。SparkはPlusの高度な生産性機能としてPriority、Gatekeeper、Group by Senderも提供しています。ベンダーによると、機能の同等化を進める間、Mac、Windows、iOS、Androidでは使用感が異なる場合があります。
共有下書きでは、チームメイトが一緒に文章を書き、コメントでメールについて非公開で話し合えます。共同作業に招待された人はSparkを使い、そのチームに所属する必要があります。チーム外の人には招待が届き、アプリが必要です。
共有受信トレイにはSparkのチームとProプランが必要です。対応するGmail、Outlook、Microsoft 365、その他のIMAPアカウントで利用できますが、SparkによるとOutlook、Microsoft 365、その他のIMAP共有受信トレイアカウントの管理はデスクトップで提供されます。個人アカウントを共有に変更した場合、スヌーズ、ピン、リマインダーはまだ使えませんが、Send Laterは使えます。
アカウント所有者は共有アカウントを削除し、チームのアクセスを取り消して個人用に戻せます。Sparkによると、その後コメントと割り当ては復元できません。ほかのメンバーはアカウントから退出でき、退出すると共有情報にアクセスできなくなります。
アシスタントには設定でSpark +AIとアシスタントのスイッチの両方を有効にする必要があります。Sparkは対応プラットフォームで、接続したメール履歴のインデックスを作成する間はアプリを開いたままにするよう案内しています。回答が表示されたら、アシスタントのウィンドウから情報源のリンクを開けます。
Meeting Notesは音声ストリームを文字起こしして要約を生成します。要約は編集、コピー、リンクでの共有ができます。+AI Meeting Notesの作成はデスクトップのみで、以前作成したメモはモバイルでは閲覧専用です。Macの文書上の要件はApple siliconとmacOS 13以降で、Intel搭載Macは対象外です。
Sparkは会議メモに関してシステム設定のマイクと画面収録の権限を挙げていますが、それぞれがすべてのプラットフォームに適用されるかは明記していません。短い要約、要点、アクション項目を有効にし、要約言語を選べます。変更は新しい要約にのみ適用されます。記載された要約言語は英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、ウクライナ語、ロシア語、簡体字中国語です。文字起こしは40を超える言語に対応し、要約言語より選択肢が広くなっています。
会議メモはMeeting Notesフォルダーに保存され、後からアクセスしたりチームと共有したりできます。Sparkはこの機能で文字起こしする際、会議参加者に知らせるよう求めています。
無料プランは複数のメールアカウントを管理する個人向けで、統合受信トレイ、スケジュール機能、制限付きのAI Assistantプレビューを提供します。また、プランの利用期間全体で5件のAI会議メモが記載されています。1か月の履歴期間と生涯5件の会議メモの範囲でアシスタントを試したい人に適します。
Plusは個人や小規模チーム向けで、文章作成と受信トレイの機能に共有テンプレートと下書きを加えます。共通アドレスの管理にSpark Shared Inboxesを選ぶチームには、SparkのチームとProプランが必要です。
AI AssistantはMac、Windows、Android、iOSで提供されますが、デバイス要件があります。メールクライアントがプラットフォームに対応していても、すべてのデバイスでアシスタントを使えるわけではありません。
カスタムアカウントのメールサーバーはIMAPをサポートする必要があり、POP3は非対応です。アカウント接続には安全なSSLまたはSTARTTLSと、SMTP認証の成功も必要です。
SparkにはFree、Plus、Proのほか、営業への問い合わせが必要なEnterpriseがあります。以下の価格とプラン条件は2026年11月2日時点で確認したものです。料金ページの有料価格はユーザーごとで、サブスクリプションは同じSparkアカウントでサインインした各デバイスに適用されます。
| プラン | 掲載価格 | AI Assistantの履歴 | 会議メモ |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 最大1か月、制限付きプレビュー | プラン利用期間全体で5件 |
| Plus | 月額$10または年額$99 | 最大1年 | 月40件 |
| Pro | 月額$20または年額$199 | 履歴は無制限 | 件数は無制限、AIクォータの制限あり |
| Enterprise | 営業に問い合わせ | Proを含む | Proを含む |
Sparkによると、アプリ内で直接PlusまたはProを契約すると7日間の無料トライアルがあります。請求ヘルプは旧Premiumを既存契約者向けの旧プランと説明し、アシスタントは最大1年の履歴を検索できるとしています。
すべてのSpark +AIツールは月間クォータを共有します。料金ページによると、会議メモの件数無制限をうたうプランでも、各会議の文字起こしと要約はクォータを消費します。同ページはPremium、Plus、Proユーザーが買い切りの追加枠を購入するか月ごとの補充を待てると説明し、Freeユーザーはプレビュー枠を使い切ると追加購入できないとしています。その箇所ではEnterpriseの追加購入資格は明記されていません。Sparkによると購入した追加枠は買い切りで返金・更新不可、未使用分は繰り越され、プランの枠は請求周期ごとにリセットされます。SparkはProのAIクォータをHighと説明しています。一方、請求ヘルプはProを「利用量が無制限」とも表現し、料金ページは定められた月間クォータを説明しています。これらはSpark自身の資料にある異なる説明です。
別の共有アカウント設定フローでは、チーム向けの14日間のSpark Proトライアルが説明されており、クレジットカード情報は不要で、終了時に自動請求もされません。Sparkによると解約手順は契約を開始したプラットフォームによって異なり、解約後も有効期限までは利用できます。
利用規約によると、請求の少なくとも24時間前に解約しない限りサブスクリプションは自動更新されます。AppleまたはGoogleのアプリ内購入で開始したトライアル、または決済時にカード情報を提供した場合は、請求日の少なくとも24時間前に解約しない限りトライアル後に料金が請求されると規約にあります。上記のカード不要・自動請求なしのチームトライアルには、それぞれ明示された条件があります。
規約によると個人のStripeサブスクリプション料金には、所在地に応じて適用されるVATその他の税金が含まれます。チーム料金はVATその他の税金を含まない価格で掲載され、適用税額は決済時に表示されます。Teamの所有者はTeam設定で解約するか、現在の期間が終わる少なくとも5営業日前にSparkへ通知できると規約にあります。個人購入の解約方法はStripe、Apple、Googleのどこで購入したかによって異なります。
規約によると、個人のStripeサブスクリプションは購入後30暦日以内に解約・返金できます。AppleとGoogleはそれぞれのポリシーに従って返金申請を処理します。Sparkによると返金ポリシーはビジネス顧客には適用されません。Sparkアカウントを削除すると個人のStripeサブスクリプションは自動解約されますが、将来の請求を避けるにはAppleとGoogleのサブスクリプションを別途解約する必要があります。
POP3を必要とするメールボックスについて、Sparkはこのプロトコルに対応しないとしています。Outlook for Microsoft 365 for MacとOutlook 2024 for MacはPOPアカウントの追加に対応するため、POPを使う構成の代替候補になり得ます。
Gmailアカウントについては、SparkとこれらのOutlookの両バージョンがアカウント接続を提供します。これらのOutlookはGmailのメール、カレンダー、連絡先を管理できます。Sparkは任意のAI Assistantを提供し、制限付きの無料プレビューがあります。
SparkによるとAI生成結果は不正確な場合があります。アシスタントが検索できる添付ファイルの内容はPDFとTXTに対応します。
Sparkによると、アシスタントはメールと会議メモのインデックスをデバイス上でローカルに作成します。質問に答えるため、プロンプトと少数の関連メールをAIプロバイダーに送るとSparkは説明しています。プライバシーポリシーはローカルモデルと、Azure OpenAI Service、OpenAI、Claude、Vertex AIを含む利用可能な第三者プロバイダーを挙げ、Sparkが手動でプロバイダーを切り替えられるとしています。したがって、ローカルインデックスがあるからといって、すべての処理がデバイス内で完結するわけではありません。
ポリシーによるとSparkはデータをAIモデルの学習に使用せず、プロバイダーは不正利用や悪用の監視のため入力を最大30日間保持する場合があります。ただし法律でより長い期間が必要な場合は除きます。
Meeting Notesの使用時、Sparkによると音声ストリームは文字起こしと要約のためにAIプロバイダーへ送られ、文字起こしと要約はアカウントに保存されます。ポリシーによると、ユーザーがトラブルシューティングのために共有しない限りSparkは音声を保存しませんが、プロバイダーは不正利用の監視のため最大30日間保持する場合があります。
Sparkのポリシーによると、共有メール、共有下書き、後で送信するよう予約されたメールは、関連機能のためにSparkのサーバーで処理される場合があります。一方、ホームページはデータが第三者と共有されることはないと述べていますが、AIのヘルプとポリシーはAIプロバイダーへの転送を明示しています。
My Writing Styleを有効にすると、Sparkによると最近の送信済みメールから選んだサンプルをAIプロバイダーへ送り、文体の説明を作成します。サンプルと説明はバックエンドに保存されます。ユーザーは設定でサンプルを確認・変更でき、説明は新しい+AI生成下書きのリクエストと共に送られます。
ポリシーは、役割、ワークフロー、予定、背景などを含む任意のパーソナライズ用コンテキストも説明しています。ユーザーはSparkによるメールデータの分析を許可してコンテキストを生成するか、独自の指示を入力・編集できます。コンテキストと指示は完全に削除できます。SparkによるとコンテキストはマーケティングやAI学習には使われません。ポリシーは別途、ユーザーがフィードバックと共にコンテキストを共有することを選んだ場合、機能改善に使用する明示的な同意の選択肢も説明しています。
Sparkのアシスタントヘルプによると、リクエストと回答の履歴はデバイス上でローカルに処理されます。一方、プライバシーポリシーのSparkシステムを通じて処理されるデータの表には、AI Assistantの履歴、会議メモと要約、文体サンプルと説明、AIワークフローが別途掲載され、アカウント削除または設定での手動削除まで保持すると記されています。確認した箇所では、これらの履歴処理に関する説明の関係は示されていません。
EEAと英国の居住者について、ポリシーは法的例外を条件としてSparkのシステムから個人データを削除するよう請求する方法を説明しています。また、アクセス、訂正、制限、ポータビリティ、異議申し立て、同意撤回の請求を説明し、列挙された権利を行使するにはSparkへ連絡するよう案内しています。米国居住者の権利は州によって異なるとしています。
Sparkによると、36か月間利用されていない無料アカウントと関連データは削除される場合があります。ポリシーによると、削除前に2回リマインダーを送り、ログインするための期間を設けます。
ポリシーはその他のデータについて異なる保持期間を挙げています。最近のメールは4時間、Send Laterのメールは送信まで、リンクで共有したメールはリンクまたはアカウントの削除までです。
規約の概要はユーザーが16歳以上であることを求める一方、詳細な規約はそれより若い人も親または保護者の監督下でアプリを使えるとしています。プライバシーポリシーは別途、Sparkが16歳未満のユーザーの個人データを知りながら処理することはないとしています。これらの表現は同一ではなく、確認したページではその整合関係を説明していません。
Sparkの規約によると、ロシア連邦とベラルーシ共和国の顧客にはサービスや製品へのアクセスを提供しません。また、両国の国民が所有または関係する企業や、ロシアによるウクライナ侵攻を支持する企業とは取引しないとしています。これはサービス全体についての声明であり、上記の中国本土の制限は+AIに関するものです。