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Respond.io

WhatsAppを中心に据えた顧客会話管理プラットフォーム。メッセージ、音声通話、メールを一つのチーム受信トレイにまとめ、AIエージェントとワークフロー自動化、CRM連携を備え、座席数ではなく月間アクティブ連絡先で課金します。

営業ツールカスタマーサポートAIエージェント#オムニチャネル#会話型AI#カスタマーサービス
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公開日
2026年9月16日
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2026年9月16日
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Respond.ioとは?

Respond.io は、問い合わせがフォームではなくメッセージで届く企業向けの顧客会話管理プラットフォームです。同じ相手のチャット・通話・メールが一本のスレッドに集まり、検討途中でチャネルが変わっても会話が途切れません。

課金はシート数ではなく月間アクティブ連絡先が基準です。請求額は顧客と何人話したかに連動します。

また、汎用の受信箱にメッセージ連携を後付けした製品ではなく WhatsApp Business Solution Provider そのもので、WhatsApp Business API が中心にあります。たとえば Coexistence は、既存の番号を WhatsApp Business アプリで使い続けたまま同じ番号を API にも接続できる仕組みです。

契約主体は香港法人 Rocketbots Limited、親会社は米国デラウェア州ドーバーの Respond, Inc. です。旧名は今も外から見え、独立系ディレクトリやレビュープラットフォームは依然 Rocketbots として索引します。

技術メディアの独自取材によれば、同社は 2017 年に香港で設立され 2 年後にマレーシアへ移転、2022 年の 700 万ドルのシリーズ A に続き Camber Partners 主導・Endeavor Catalyst 参加の 6,250 万ドルのシリーズ B を完了。同じ報道は主要顧客を医療や自動車など従業員 200〜10,000 名規模の企業としています。

主な機能

オムニチャネル受信トレイの価値は、ロゴの数ではなくどのチャネルが一級扱いで各々がどの料金プランの後ろにあるかで決まります。

チャネル一覧と個別の但し書き

メッセージ側は WhatsApp Business Platform、Facebook Messenger、Instagram、Telegram に対応します。

さらに Viber、LINE、WeChat、TikTok Business Messaging が加わり、SMS は Twilio・MessageBird・Vonage 経由です。

メールは Gmail・Outlook・Microsoft 365 か IMAP/SMTP を使います。

ウェブチャットのウィジェットには WordPress、Shopify、Wix、Squarespace 用プラグインがあり、一覧にないチャネルは Custom Channel から API か Webhook で接続します。

導入計画を左右する表示が三つあります。TikTok Business Messaging には Beta、Facebook Messenger Calls には Coming soon が付き Messenger は現状テキスト専用です。Viber は入門プランになく Growth から、Make と Webhook 連携も同様です。

音声が同じスレッド内にある

WhatsApp Business Calling と任意の番号への VoIP 発信がメッセージやメールと同じ会話レコードの中で動くため、チャットから通話への引き上げは文脈の引き継ぎではなくクリック一回で済みます。通話も録音・文字起こし・要約で AI レイヤーにつながります。

AIエージェントとその裏のクレジット計器

AI Agents が会話を進めて操作を実行し、Voice AI Agents が電話に対応します。補助機能は下書き、翻訳、返信候補、要約、文字起こしです。

これらは一つの AI クレジット計器を共有し、レートも公開されています。下書き・翻訳・返信候補・要約は各 1 クレジット、文字起こしは毎分およそ 2 クレジット、AI Agent の応答一回は 2〜5 クレジット、Voice AI Agent は毎分およそ 70 クレジット。10 分の通話がテキスト応答数百件に相当するので、最後の数値は音声自動化の前に必ず試算してください。

人が方向づける必要のある知識ソース

エージェントは登録した知識に基づいて答えます。PDF、TXT、MD、CSV、DOCX、PPTX、PPSX の文書と画像、公開ウェブページが使え、クロール深度は既定 3 階層・最大 100 階層まで調整でき、包含・除外の URL グロブで絞れます。

エージェントはどの文書がより適切かを判断できず、タイトルで探すこともできません。内容中のキーワードだけを照合するため「価格ガイドを見て」という指示は効かず、特定の語を検索するよう指示して初めて機能します。

自動化と CRM

Workflows はライフサイクル段階、ルーティング規則、連絡先フィールド更新、上位プランの HTTP リクエストステップという決定論的な半分を担います。連絡先データは HubSpot、Salesforce、Pipedrive、ActiveCampaign、Zendesk と同期し、自動化は Zapier、Make、n8n と MCP サーバーへ広がります。

ガイド

設定の順番が最初の請求書を左右します。

  1. まず WhatsApp の経路を決める。 「きれいな API 移行」と Coexistence のどちらかを選びます。後者は既存番号を WhatsApp Business アプリで使い続けながら API にも接続する方式で、初日から一方通行の移行を強いない分リスクが低くなります。
  2. プランの段階ではなく Meta のメッセージ上限の段階を確認する。 WhatsApp の発信リーチは契約ではなく Meta の 1 日あたり会話上限で決まり、ビジネスポートフォリオ全体に適用されます。新規ポートフォリオは 24 時間ローリングで一意の顧客 250 人から始まり、品質と利用量の条件を満たしたときだけ引き上げられます。
  3. チームを招く前に権限を決める。 Agent は Messages モジュールのみ、Manager は全モジュールに入れるがチャネル接続は不可、Owner は請求以外すべてに入れます。担当者に電話番号とメールアドレスを隠す機能は上位 2 プランのみです。
  4. 音声を有効にする前にクレジット消費を試算する。 まずテキストのエージェントを動かし、Billing & Usage の利用量グラフを見てから、公開された毎分レートを実際の通話量に当てます。

ユースケースと具体例

人員を増やさずに有料広告の流入を選別する。 会話が Meta や TikTok のクリックしてチャット広告から始まると、AI Agent はプラットフォーム、キャンペーン、広告グループ、クリエイティブ名を含む広告コンテキストブロックを自動で受け取り、一つのエージェントで在庫処分キャンペーンと高価格帯の新製品に別々の第一声を使えます。ただし文書に明記された制約は設計に織り込む必要があり、このブロックは広告流入イベントが直近 20 件のメッセージ内にある場合だけ付与され、最新の 1 件しか含まれません。

予定に沿って特定のセグメントを呼び戻す。 ブロードキャストの消費量は到達連絡先数ではなく送信メッセージ数で計算され、連絡先 2,000 件に週 1 回送れば月 8,000 件です。月の許容量を超えると送信が切り詰められるのではなくブロードキャスト全体が止まるため、この計算は先に済ませてください。

対象ユーザー

メッセージが主要な販売接点である中堅 B2C の運用に向きます。小売チェーン、クリニック、自動車ディーラー、教育機関、旅行会社のように WhatsApp とソーシャルメッセージの会話量が多く、ルーティングやライフサイクル段階を使える業務プロセスがある組織です。

人数と会話量が切り離されたチームにも向きます。課金がシートではなく連絡先に連動するため、監督者や夜間シフトを足しても契約料は倍増しません。ただし付属枠を超える利用者は別課金で、Starter 月 12 ドル、Growth 20 ドル、Advanced 24 ドルです。

逆に合わない場合が三つあります。会話量が少ない小規模チームには入口が高く、最も安いプランでも年払い換算で月 79 ドル、Meta のメッセージ料金は別です。独立系レビューでも費用が挙がり、小規模チームには非常に高いという声があります。高度な自動化が要るチームも、Workflows、AI Agents、ブロードキャスト、開発者 API がいずれも Growth からのため最下位プランでは始められません。すぐ使える状態を期待するなら設定時間を確保してください。

規制業種の購買担当者は資格条項を先に読むのが賢明です。利用は事業者かつ成人に限られ、米国政府の禁輸対象国や米国の制限対象リストに載る利用者は除外されます。

プラットフォーム

製品はブラウザ中心で、ワークスペース全体はウェブにあり、モバイルアプリは担当者向けの補助であって代替ではありません。ブランドや地域を分けつつ請求は一本化する複数ワークスペースは Advanced から使えます。

モバイルアプリは両方とも Rocketbots Limited が配信します。iOS 版は iOS 13.4 以降が必要で Apple シリコン搭載 Mac と visionOS でも動作し、ストア掲載言語は英語のみ、年齢区分は 17+ です。Android 版は同じ香港の住所で登録され、データセーフティ欄には第三者とデータを共有しないと記載されます。一方 Apple のプライバシーラベルは連絡先情報・識別子・利用データ・診断データを本人と結び付く項目として申告します。方針も説明対象も異なります。

インフラは Amazon Web Services 上にあり、転送時 256 ビット TLS、保存時 256 ビット AES を使い、データベースは毎日バックアップされ複数のデータセンターへ複製されます。同社は ISO 27001 認証と GDPR 準拠を掲げますが、どちらも自社のセキュリティページ上の主張で本稿の検証結果ではありません。開発者向けの範囲は Growth 以上の Developer API、Advanced 以上の Webhook とワークフロー内 HTTP リクエストステップ、そして Custom Channels です。

価格

プランは四段階で表示価格は年払い基準です。月払いは明確に割高で、Starter・Growth・Advanced がそれぞれ月 99、199、349 ドル、年額は 948、1,908、3,348 ドルです。

プラン年払い価格含まれる利用者追加利用者月間アクティブ連絡先AI クレジット
Starter月 79 ドル5月 12 ドル無制限5,000 固定
Growth月 159 ドル10月 20 ドル1,000 から連絡先段階 ×10
Advanced月 279 ドル10月 24 ドル1,000 から連絡先段階 ×20
Enterprise個別見積無制限—個別連絡先段階 ×40

「アクティブな連絡先」は「返事をした人」より広い。 請求月にメッセージを送受信した連絡先、通話を発信または受信した連絡先がすべて数えられ、送信に失敗したメッセージもブロードキャストを除いて計上されます。超過分は連絡先 100 件単位で Growth 12 ドル、Advanced 15 ドルです。

AI クレジットは連絡先の段階に応じて増え、そこで止まる。 Growth は連絡先上限の 10 倍、Advanced は 20 倍、Enterprise は 40 倍を含み、拡大は 10,000 連絡先の段階で終わり、それより上のセルフサービスプランは 10,000 段階と同じ配分です。超過分は 1,000 クレジットあたり 15 ドルでブロック単位の切り上げ、配分の 200% が上限で達すると AI 機能は停止します。現行の有料プランでこの従量課金は切れません。

メッセージ料金は別建てで上乗せなし。 WhatsApp の料金はどの契約にも含まれず、Meta が受信者の国・メッセージ種別・月間利用量に応じて請求します。同社は自社のマージンを上乗せせず、受信メッセージと着信通話は自社側で無料としています。

無料トライアルは Growth のトライアル。 7 日間、カード不要、利用者 5 名と連絡先 1,000 件で Growth の機能全体を試せますが、ブロードキャストは対象外です。つまり Growth を選ぶ最大の理由になりやすい機能こそ試せません。

解約は現在の請求サイクルの終わりに反映されます。解約期間中は受信メッセージが保存されずワークフローも止まり、組織は 30 日後に削除対象となります。ダウングレードも次サイクル待ちですが、アップグレードは即時反映で決済は Stripe が処理します。

代替サービスと市場での位置づけ

ここで最も情報量が多いのは、この製品がどの区分に属するかで独立した情報源とベンダー自身の判断が食い違っている点です。

ある独立系ソフトウェアディレクトリは本製品をヘルプデスクプラットフォームと CRM システムに分類し、代替候補の先頭に自己ホスト型ヘルプデスクとライブチャットウィジェットを置きます。ある独立系レビュープラットフォームは総合的なサービスデスクや CRM スイートと並べますが、老舗が数千件のレビューを抱える一方この掲載ページの本製品は 60 件です。どちらもメッセージ優先のプラットフォームとして先に索引しませんが、製品自身はそう位置づけています。

この落差こそが判断材料です。メールと電話のチケット量が問題ならそれらのスイートが成熟した答えで、逆に WhatsApp、Instagram、TikTok がすでに売上を担うのにヘルプデスクが付随チャネル扱いなら、この専門特化こそ買う理由になります。

同社は大手の第三者レビュー先で 500 件超から平均 4.8 を得たと宣伝しますが、当該プラットフォームは今回の調査で自動取得を拒否したため、この数値は検証済みの結論ではなくベンダーの主張にとどまります。

制限事項

AI Agent の公開された制限一覧は珍しいほど率直で、制約は構造的です。エージェントは直近 20 件のメッセージまでしか見えず内部コメントも見えないため、覚えさせたい情報は連絡先フィールドやライフサイクル段階に置きます。顧客が返信機能で引用した元メッセージも、その元が 20 件の窓の中にあっても見えず、文脈の外れた回答が出る典型的な経路がここです。Instagram のストーリー返信はテキストもメディアも含まないプレースホルダーとしてだけ届き、回避策はありません。開発者 API、n8n、Make などの外部ツールで割り当てた場合は意図的に発話せず、顧客が先にメッセージを送るまで待機します。

知識ソースの上限はプランではなくワークスペース単位で、合計容量 20MB、ファイル型ソース 100 件、1 日の追加・編集 50 回、単一ファイルはトライアル 1MB、有料 20MB までです。Google スプレッドシートのリンクはウェブソースとして非対応で、保存済みの Snippets も知識には使えません。

ブロードキャストは全か無かで、月の許容量を超えると一部だけ配信されるのではなく送信全体が拒否されます。進行中のブロードキャストは取り消せず、カスタム送信レートは営業経由の追加オプションです。

見落とすと費用に響く文書上の問題も二つあります。請求関連のヘルプページは、アプリ内の価格画面がウェブサイトより古いプランを表示する場合があると自ら警告します。また WhatsApp のメッセージ上限の記事は 250 会話段階のすぐ上を二通りに説明し、段階一覧は 2K、同じ記事の FAQ 回答二つは 1,000 の段階だと書きます。

購入者の声と、条項が実際に約束していること

ある独立系レビュープラットフォームでは、この掲載ページの評価は 60 件のレビューで 5 点満点中 4.6、使いやすさ 4.7、カスタマーサービス 4.5 です。うち名前の分かる 7 人の短所欄には、各々複数人が挙げた三つの主題があります。費用(小規模チームには非常に高い、連絡先単位の料金が高いという声)、初期設定と連携の技術的な手間、レポートとサイドバー項目のカスタマイズ性の限界です。60 件中 7 件の小標本なので、頻度ではなく兆候と見てください。

拘束力のある文書はマーケティングより素っ気ないものです。同社は顧客のコンテンツを選別も監視もしないと明言しつつ、申し立て、知的財産権の通知、公的機関の命令、危険の認知があれば当該コンテンツを削除・遮断しアクセスを絶つ権利を留保します。バックアップは実施するものの損失や破損がないことは保証しないと明記し、条項は利用者自身が別に写しを保持するよう求めます。支払い済みの期間が終わるまでアカウントは解約できません。

Rocketbots Limited が指定データ管理者で、EU と英国のデータ主体のためにボンとピーターバラに第 27 条代理人を置き、サーバーのログファイルは 30 日後に削除されます。

よくある質問

Q1. 契約料金に WhatsApp のメッセージ費用は含まれますか?

含まれません。WhatsApp の料金はすべてのプランの外にあり、Meta が受信者の国・メッセージ種別・月間利用量に応じて請求します。同社は自社のマージンを上乗せしないとしています。

Q2. 課金上「アクティブ」な連絡先の定義は何ですか?

請求月にメッセージを送受信した連絡先、または通話を発信・受信した連絡先です。落とし穴は送信に失敗したメッセージも計上される点で、ブロードキャストだけが除かれます。

Q3. AI の利用で想定外の請求が発生しますか?

決まった上限までです。超過分は 1,000 クレジットあたり 15 ドルでブロック単位の切り上げ、1 サイクルの消費は付属配分の 200% が上限です。

Q4. 顧客が過去のメッセージに返信した場合、AI Agent は理解できますか?

安定しません。エージェントは新しいメッセージだけを受け取り、引用された元は 20 件の窓の中にあっても受け取れません。文書が示す緩和策は、文脈が欠けているときに顧客へ要望を言い直してもらうよう指示文を書くことです。

Q5. 解約したら自分のデータはどうなりますか?

解約は現在の請求サイクルの終わりに反映されます。解約期間中は受信メッセージが保存されずワークフローも止まり、組織は 30 日後に削除対象となるため、会話と連絡先のデータを先に書き出してください。

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