Pony Diffusionは、オープンなテキスト画像生成モデルPony Diffusionを紹介する軽量な情報サイトで、Pony Diffusion V6 XLとV7のコミュニティ動向を扱います。主な構成は、ホームページ、リリース履歴とV7の進捗を載せたブログ、ブラウザで第三者のHugging Face Spacesを読み込んで画像を生成するPlaygroundページです。
同名のモデルはサイトとは別に配布されています。ホームページはPony Diffusionを、多様なスタイルの高品質な非写実画像を生成する汎用テキスト画像拡散モデルと説明しています。V6はSDXLをベースにしたファインチューンモデルで、作者によると、シンプルな自然言語のプロンプトから擬人化(anthro)、動物型(feral)、人型キャラクターのSFWおよびNSFW画像を生成できます。
サイトは運営者を明らかにしていません。利用規約によると、Pony Diffusionと関連ファイルは作者が公開モデルハブで各自のライセンスのもとに公開しており、モデル名を含む第三者の商標は各権利者に帰属します。一方、同じサイトのV7記事は一人称で書かれ、V7の開発について「私たちの進捗」「私たちのデータセット」と表現しています。サイトが作者の運営か、作者と提携・許諾の関係にあるかは示されていないため、モデルファイル、バージョン情報、ライセンス条件は作者の配布ページで確かめるのが確実です。
画像生成は埋め込みデモの中だけで行われます。Playgroundページは第三者のHugging Face Spacesを4つ埋め込み、タブで切り替えます。
各タブは各Spaceの画面なので、コントロールも異なります。たとえばバッチサイズとJSON入力は高画質デモにはあり、V6 XL無料デモにはありません。
モデルはscore_9のようなscoreタグで、プロンプトから出力品質を指定させます。Pony Diffusion V6 XLの作者による標準テンプレートは score_9, score_8_up, score_7_up, score_6_up, score_5_up, score_4_up で始まり、通常の説明と任意のタグが続きます。モデルは必ずclip skip 2で読み込む必要があり、さもないと低品質なにじんだ画像になります。ソースタグのsource_pony、source_furry、source_cartoon、source_animeはデータの出所を選ぶためのものです。レーティングタグのrating_safe、rating_questionable、rating_explicitはコンテンツの区分を指定します。アニメ調はこのモデル系統が一貫して重視してきた分野で、サイトのV7記事もアニメ対応の拡大を目標に挙げています。
Pony Realismは、scoreタグ、Clip Skip 2、Danbooruタグというプロンプトの書き方を引き継ぎつつ、よりきれいなライティングや肌、写真のような描写を目指すコミュニティ製チェックポイントです。専用Playgroundでは第三者デモ2つを切り替えられ、ローカルのGPU環境なしで始められます。
ホームページは、モデルが約 80,000 枚のポニー画像でファインチューンされたとしますが、バージョンは書かれていません。V6 XLのモデルページの説明は異なり、約 2.6M 枚の画像を使い、アニメ・カートゥーン・ファーリー・ポニーのデータと、safe・questionable・explicitのレーティングがそれぞれおおむね1:1、画像の約半分に詳細なキャプションが付いているとしています。数値が一致せず、ホームページも対象バージョンを示していないため、80,000 を V6 XL の仕様とみなすべきではありません。
ホームページは使い方を3つのステップにまとめています。
よいPony Diffusionプロンプトは、モデル独自のルールに沿って書きます。V6 XLの作者はEuler a、25ステップ、1024pxの解像度を推奨しています。サイトのPony Realismガイドの設定は少し異なります。ポジティブプロンプトは score_9, score_8_up, score_7_up で始め、BREAKの後に被写体を書きます。設定を誤るとぼやけたり雑然としたりしやすいため、Clip Skipは2のままにします。ステップは30以上、CFGは6〜7程度、解像度は1024超とし、サンプラーはEuler AかDPM++ SDE Karras系を使います。
Playgroundの2つのV6デモにはどちらもサンプラー、ガイダンススケール、ステップ数のコントロールがあり、ローカル環境なしで調整できます。
サイトはこのモデルを創作とエンターテインメント向けに位置づけており、代表的な使い方は次のとおりです。
共通点は、キャラクターや場面を文章で描写して静止画を作ることで、動画制作や写真編集のワークフローは出てきません。
このサイトは、ローカル環境を整える前に出力を確かめたい人向けで、商用や個人情報に敏感な用途にはあまり向きません。
向いている人
向いていない人
サイトはウェブブラウザで動作し、画像生成はすべて埋め込みデモで完結します。
インストールなしでPony Diffusion オンライン体験をするなら、Playgroundを開いてタブを選ぶだけです。重みや設定を完全に制御したい場合はローカルツールが必要です。
サイトには有料商品がないため、料金表もありません。現在、ユーザーアカウント、有料プラン、クレジットウォレット、決済機能は提供しておらず、モデルの重みも販売していません。
ホームページは、Pony Diffusionはオープンアクセスで無料だが、CreativeML OpenRAIL-Mライセンスに従う必要があるとも述べています。これはサイトではなくモデルの説明で、V6モデルページのライセンス文言と食い違っています(制限事項を参照)。
それでも商業的な要素はあります。デプロイ設定によっては、プライバシーに配慮したページ分析を、IDが設定されていればMicrosoft ClarityやGoogle Analyticsも読み込み、Google AdSenseはパブリッシャーIDがある場合だけ読み込まれます。各ページには別のAI画像・動画生成サービスを宣伝するTry for Freeボタン付きバナーもあります。
Playgroundは最初の試用には手軽ですが、細かい制御や新しいモデルを求めるなら別の選択肢があります。
埋め込まれた4つのSpaceのうち、V7デモとして説明されているものはありません。V7にもトレードオフがあり、文字の生成には対応しておらず、品質タグを含む特殊タグの効果はV6よりかなり弱いため、プロンプトによってはscore_9を付けても結果がよくなるとは限りません。
制限の多くは、サイトが第三者のデモに頼り、モデルファイルをホストしていないことに起因します。
Pony Diffusionライセンスは最も重要な未解決の論点です。ホームページは、CreativeML OpenRAILライセンスに従えば商用利用できるとしています。一方、V6のモデルページの説明は、改変版のFair AI Public License 1.0-SDを採用すると明記し、有料推論や高速プランを含むあらゆる形で収益化しているウェブサイトやアプリでのモデル推論を禁じ、この規定は派生モデルやマージモデルにも及ぶとしています。商用推論の明示的な許可は2つのプラットフォームに与えられているとも書かれています。同じモデルページのライセンス欄にはCreativeML Open RAIL++-Mと表示されています。ページ間で記述が食い違いますが、サイトは説明していません。
V7については、作者のPony Licenseがモデルと出力の商用利用を認めていますが、推論サービスやアプリを提供する場合、売上1M超の企業である場合、プロの映像制作に使う場合は対象外で、商用利用者には連絡を求めています。ライセンスの要約には1Mの通貨単位が書かれていません。作者のファーストパーティの商用APIを使う場合、これらの制限は適用されません。
サイトの中で外部へ最も多くのデータを送るのはPlaygroundです。
サイトはそう述べておらず、作者をめぐるページごとの書き方も一致しません。リリースとライセンスは作者のページで確認してください。
不要です。アカウント、有料プラン、クレジット、決済機能はなく、デモは第三者のインフラで動いています。
どのライセンス文言が適用されるかによります。ホームページはCreativeML OpenRAILを、V6のモデル説明は改変版Fair AI Public License 1.0-SDを挙げているので、商用プロジェクトの前にモデルページを読んでください。
選択肢にはありません。4つのタブはV6デモ2つ、マルチタスク生成1つ、Pony Realismデモ1つで、V7のベース重みは作者から入手してローカルで動かす必要があります。
まずclip skipと品質タグを確認してください。V6にはclip skip 2が必要で、プロンプトはscore_9からscore_4_upまでの一連のタグで始める必要があります。
選んだSpaceの運営者とHugging Faceが各自のポリシーに従って処理するため、避けたい場合はPlaygroundを使わないでください。