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Firecrawlのインターフェースプレビュー
Firecrawlのロゴ

Firecrawl

Firecrawlは検索結果、単一ページ、サイト全体を、AIエージェントやRAGパイプライン向けのクリーンなMarkdownやスキーマ通りのJSONに変換します。AGPLライセンスのオープンソースのコアと、ブラウザ操作やエンタープライズ向け管理機能を加えたマネージドクラウドがあります。

開発ツールAIエージェント#オープンソース#API#Webスクレイピング
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価格
無料
公開日
2026年9月28日
ドメイン
firecrawl.dev
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公開日
2026年9月28日
ドメイン
firecrawl.dev
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Firecrawlとは?

Firecrawlは、Webを検索し、単一ページやサイト全体をスクレイピングし、ページを操作して、AIアプリがそのまま使えるクリーンなMarkdownや構造化JSONを返すWebスクレイピングAPIです。同社はこれを、Webサイトをクリーンな LLM 向けデータに変える一つのAPIと要約しています。

サービスの運営元は SideGuide Technologies, Inc. で、Firecrawl の名称で事業を行うデラウェア州法人です。独立系テックメディアは、開発者とAIエージェント向けの人気のオープンソースのWebクローラーであり、商用サポート付きの版をAPIとして販売していると説明しています。

オープンなコードとホスト型サービスのこの切り分けが、多くの導入判断を左右します。オープンソースのリポジトリは主に AGPL-3.0 でライセンスされ、SDKと一部のUIコンポーネントは MIT License を採用しています。ホスト版は、同社がプロキシやレンダリングなどのための自社独自インフラと呼ぶ Fire-engine 上で動作します。Firecrawlはサイト上で、125万人超の開発者と150,000社以上の企業がこれを使って開発しており、Apple、Canva、Lovable のチームも含まれるとしています(2026年9月28日時点)。3人の共同創業者が2022年に設立しました。2026年9月22日、Firecrawlは Smash Capital 主導の7,500万ドルのシリーズBを発表しました。

主な機能

エンドポイント

  • Search:クエリを送ると、ページ全体のMarkdownをすでに含むWeb検索結果が返るため、質問ごとに検索とスクレイピングを分ける必要がありません。
  • 検索ソース:1回の呼び出しでWeb、ニュース、画像の結果を混在させられ、その場合 limit パラメーターは統合後のリストではなくソースの種類ごとに適用されます。
  • 検索カテゴリー:categories フィルターで、結果を学術・研究系のWebサイト、PDF、または公開コードリポジトリの issue、マージ済み pull request、README から成る開発者向けインデックスに絞り込めます。research カテゴリーは2026年11月16日に論文インデックスへ切り替わる予定です。
  • Scrape:URLを渡すと、Markdown、HTML、スクリーンショット、メタデータ、またはスキーマで抽出したデータを返します。
  • Crawl:1つのURLを起点に、到達可能なすべてのサブページを再帰的に発見してスクレイピングし、sitemap とリンク巡回でページを見つけます。
  • Map:コンテンツをスクレイピングせずにWebサイト上のURLを洗い出すので、クロール範囲の決定に役立ちます。
  • Interact:ボタンのクリック、フォーム入力、複数ステップのフロー操作を行い、ログインやページネーション、一連の操作の先にあって通常のスクレイピングでは届かないデータを取得します。

クロールの上限はデフォルトで10000ページなので、上限を変えない限り、大規模サイトのクロールはその件数で止まります。

出力形式と抽出

Scrape の出力には、Markdown、要約、クリーンなHTML、生のHTML、スクリーンショット、リンク、JSON、画像URL、ブランディング、商品レコード、対応する動画URLからの音声または動画、自然言語クエリ形式があります。/scrape にJSONスキーマを渡すと、商品一覧、料金表、連絡先情報などをまさにその形のデータで返し、別途パースは不要です。JavaScriptは自動でレンダリングされるため、シングルページアプリや動的に読み込まれるサイトも全内容を返します。HTML以外に、PDFとDOCXファイルも解析します。

キャッシュと鮮度

2日より新しいコピー(maxAge 172,800,000ms)があれば、デフォルトでキャッシュから結果を返します。maxAge を0にすると新規取得が強制されますが、ドキュメントによれば時間が長くかかり、失敗もしやすくなります。

ベンダー公表の性能

同社は、2026年1月13日に実行した自社の1,000 URLベンチマークデータセットでカバー率96%、同データセットでP95レイテンシ3,387msだったと報告しています。これは同社が実施・公表した計測であり、独立したテストではありません。

ガイド

最初に動く構成までの手順は短く、各ステップで使えるAPIが広がります。

  1. キーなしで始めます。キーなしの利用は無料ですが、IPアドレスごとに1日のリクエスト上限とクレジット上限があり、Interact やJSON抽出などの重い操作はクレジット上限に早く達します。
  2. crawl、map、batch scrape、extract が必要になったらAPIキーを追加します。キーがないとほかのエンドポイント(crawl、extract、map、batch scrape など)は使えないためです。
  3. 1つのコマンドでコーディングエージェントを接続します:npx -y firecrawl-cli@latest init --all --browser。サイトによれば、これで Cursor、Claude Code、Windsurf などにWebツールが加わります。
  4. クロール出力はAPIで取得します。ジョブ結果は完了後24時間APIで取得でき、以降もクロール履歴はダッシュボードのアクティビティログで確認できます。
  5. crawl errors エンドポイントで取りこぼしを確認します。robotsBlocked には、試行したもののサイトの robots.txt でブロックされたURLが並びます。

Firecrawlのユースケースと例

同社は、ディープリサーチエージェント、RAGパイプライン、リード情報拡充、競合インテリジェンス、コンテンツ生成、価格モニタリングを一般的な用途に挙げています。公開の顧客事例は、これらのカテゴリーを実名のチームに結び付けています。

  • チャット用ナレッジベース:Sierra はFirecrawlでWebデータをナレッジベースに取り込み、AIチャットアプリを支えています。
  • リード情報拡充:Cognism はFirecrawlを使い、Web全体からリードのプロフィールを拡充しています。
  • 製品オンボーディング:Gamma は、オンボーディング中にユーザーがFirecrawlでWebデータから成果物を作れるようにしています。
  • エージェントのリサーチ:Aemon は、FirecrawlのSearchとScrapeでAI研究開発エージェントのWebリサーチを動かしています。

4つの例はいずれもFirecrawl自身のサイト由来です。示すのは各チームの使い方のパターンで、計測された成果ではありません。

対象ユーザー

Firecrawl自身のガイドは、誰がインフラを運用するかを軸に選択を整理しています。ソースへのアクセスやインフラ管理が運用の手間に見合わない限り、Firecrawl Cloud から始めるよう同社は勧めています。

  • マネージドサービスを求めるAI・RAG開発者:Cloud はAPIキー、クレジット、上限、運用サポートを1つのアカウントにまとめ、Agent、Browser、マネージドダッシュボード、強化プロキシ経路、エンタープライズ管理機能が提供される唯一の場所です。
  • ソースやインフラの管理が必要なチーム:セルフホスティングならコードを検査し、スタックを動かす場所を選べますが、認証、TLS、永続化、監視、容量、アップグレード、復旧はチームの責任になります。
  • 規制対象やセキュリティ重視の組織:シングルサインオンとSCIMプロビジョニングは Enterprise 限定です。APIキー制限、APIキーのIP制限、固定の送信元IPも Enterprise 限定です。
  • サイドプロジェクト:Hobby プランはサイドプロジェクトや小さなツール向けとされ、同時リクエストは5件です。

プラットフォーム

Firecrawlは REST API、公式SDK、CLI、MCPサーバーから利用でき、セルフホスティングも可能です。

  • SDK:公式ライブラリは Python(同期・非同期)、Node.js と TypeScript、Go、Java、Ruby、Rust、.NET、PHP、Elixir に対応し、コマンドラインツールもあります。
  • MCPとエージェントツール:公式MCPサーバーにより、Cursor、Claude、Windsurf などMCP対応ツールのエージェントが直接検索、スクレイピング、操作を行え、Claude Code と Codex 向けのエージェントスキルがセットアップを担います。
  • MCPのサインイン方法:キーなしのMCP経路は、アカウントやキーなしで1日の上限内で Search、Scrape、Parse を提供し、ブラウザでのサインインやAPIキーではチームのプランに応じて全ツールを使えます。
  • セルフホスティング:Docker Compose のガイドが、固定したリリースから検証済みのスクレイピング1回までを案内します。
判断項目オープンソースFirecrawl Cloud
コアの scrape、crawl、map、search API含まれる含まれ、マネージド
LLMベースの抽出と形式OpenAI互換プロバイダーまたは Ollama を接続マネージドのプロバイダー経路
Agent、Browser、Interact、ダッシュボード、エンタープライズ管理機能デフォルトのスタックにはない製品とプランによる
利用量と課金自社インフラとプロバイダーの費用プランとクレジットのモデル

セルフホストのデフォルトのスタックにはさらに欠落があり、スクリーンショットとページ操作はどちらも Fire-engine が必要なため使えません。

価格

Firecrawlの料金はクレジット制で、請求先住所にかかわらず、すべての請求書はUSDで請求されます。下表は、両方の請求期間を示すプラン一覧とプラン比較をまとめたものです。

プラン月間クレジット月払い年払い同時ブラウザ数/scrape、/map、/search のレート制限
Free1,000$0、カード不要提供なし2毎分10回
Hobby5,000月$19月$165毎分100回
Standard100,000月$99月$8325毎分500回
Growth500,000月$399月$33350毎分5,000回
Scale1,000,000月$749月$599100毎分10,000回
Enterprise個別設定個別設定個別設定個別設定個別設定

年間プランは年1回の請求ですが、クレジットは仮想の月次更新日に毎月リセットされます。/crawl と /agent エンドポイントには別の低い上限があり、Free の毎分2リクエストから Scale の2,000までです。batch scrape エンドポイントは crawl の上限を共有します。支払いは Stripe 経由で、主要なクレジットカード・デビットカードの大半と PayPal が使えます。

1クレジットで買えるもの

Scrape、Crawl、Map、Monitor は1ページあたり1クレジット、Search は結果10件あたり2クレジットです。Search は10件単位で切り上げるため、結果11件は4クレジットです。Scrape のオプションは基本料金に上乗せされます。JSON抽出は1ページあたり4クレジット加算され、JSON形式と Zero Data Retention を併用してスクレイピングしたページは6クレジットです。Agent はプレビュー段階で、1日5回の無料実行があり、その後は動的な料金になります。

2つの単価はページによって異なります。料金ページは Interact をブラウザ1分あたり2クレジットとし、課金ドキュメントは、プロンプトを使うセッションはブラウザ1分あたり7クレジット、コードのみのセッションは2クレジットで課金されるとしています。課金ドキュメントはさらに、Map をページ単位ではなく1呼び出しあたり1クレジットとしています。

チャージ、繰り越し、返金

  • 従量課金:有料プランでは、自動チャージ1回あたり5 USDで、設定した月間上限まで Hobby は1,000、Standard は2,000、Growth は2,500、Scale は5,000クレジットが追加されます。
  • 超過許容量:従量課金がオンの間は、残高がゼロを過ぎても Hobby 1,500、Standard 30,000、Growth 150,000、Scale 600,000クレジットの許容量でリクエストが短時間実行され続け、その後は HTTP 402 を返します。
  • 購入したクレジット:購入したクレジットは使い切るまで残りますが、サブスクリプションを解約すると失効します。
  • 使い切ったとき:Free では、クレジットを消費するリクエストは月次リセットまで HTTP 402 を返します。
  • 失敗したリクエスト:結果を返さなかったスクレイピングは課金されませんが、403や404などのエラーを返したページは1クレジットかかります。
  • プラン変更:アップグレードは日割りなしで新プランの全額を即時に請求します。
  • ダウングレード:次回の更新まで待ち、未使用期間の相殺や返金はありません。
  • 返金:利用規約によれば、Firecrawlはいかなる理由でも返金しませんが、いつでも解約して今後の請求を止められます。

繰り越しのルールは公式ページ間で食い違っています。料金ページは、Scale は未使用クレジットを1か月繰り越し、Enterprise は個別設定の量を繰り越し、Hobby、Standard、Growth は繰り越しなしとしています。一方、課金ドキュメントは、年間の Scale プランは未使用のプランクレジットを1か月、年間の Enterprise プランは2か月繰り越すとしています。

Firecrawlの代替ツール

開発者コミュニティの議論では、Firecrawlは Tavily、Exa、Perplexity、Linkup と並んで、エージェントがWebを検索するためのツールとして名前が挙がります。

  • Crawl4AI:メンテナーは、このオープンソースのクローラーを自分で永久無料で動かすことも、キー1つでホスト版を使うこともできると述べています。プロジェクトは Apache License 2.0 で、AGPLライセンスのFirecrawlコアより寛容なライセンスの代替です。
  • Tavily:同社は Tavily を、Web検索とコンテンツ抽出のAPIを備えたAIエージェント向けリアルタイム検索エンジンと説明しています。既知のURLではなく質問から始まる処理に向いています。
  • Apify:同社は、リアルタイムのWebデータ取得、競合の追跡、リード獲得、アプリやAIエージェントとの連携のための数千のツールを提供するとしています。そのため単一のスクレイピングAPIというより、より幅広い自動化カタログです。
  • セルフホスト版Firecrawl:同じコアAPIを、クレジットではなく自社インフラとプロバイダー費用で賄う形で、Cloud 限定の機能はありません。

Firecrawlはこれらの多くのツールとの比較ページを公開していますが、同社自身が書いたもので自社製品を推す内容です。

制限事項

スクレイピングのルールと責任

  • robots.txt:ignoreRobotsTxt を有効にしない限り robots.txt を尊重し、この上書きは Enterprise 限定です。
  • クローラーの識別:crawl エンドポイントは、'FirecrawlAgent' ディレクティブ向けに設定された robots.txt のルールも尊重します。
  • ユーザーの責任:プロジェクトの README は、スクレイピング時にWebサイトのポリシーを守ることはエンドユーザーのみの責任だと明記しています。
  • 有料のデータ源:同社は、個別契約を通じて公式データプロバイダーにすでに対価を支払っており、代表例が Wikimedia Enterprise だとしています。
  • 禁止用途:規約は、厳格な身元調査、政府の免許の適格性判断、GDPRやCCPAを含むデータプライバシー法で禁じられるあらゆる目的を除外しています。

運用上の制限

  • レート制限とキュー:レート制限と同時実行数の制限はどちらもプランごとに決まり、いずれかを超えると429レスポンスが返ります。
  • 共有カウンター:レート制限はチーム単位で適用されるため、同じチームのすべてのAPIキーが同じカウンターを消費します。
  • 短命なファイル:スクリーンショットのURLは24時間後に失効します。
  • セルフホストのクイックスタート:ドキュメントにある信頼済みネットワーク向けクイックスタートはAPI認証を無効にし、本番用アーキテクチャではありません。

プライバシーとデータの扱い

Zero Data Retention は、リクエスト終了後にページ内容や抽出データを一切保持せず、Enterprise プランでのみ提供され、1ページあたり1クレジットが加算されます。ZDRモードではスクリーンショットを使えません。ZDR以外では、storeInCache を false にすると、そのリクエストの結果はキャッシュされなくなります。すべてのプランに SOC 2 Type II、ペネトレーションテスト、多要素認証、PIIの秘匿化が記載されています。データ処理契約は Standard プラン以上に記載されています。プライバシーポリシーによれば、個人情報は書面で削除を求めるまで保持されます。確認したプライバシーポリシーと規約では、顧客データのモデル学習への利用に関する記述は見つかりませんでした。

よくある質問

Q1. Firecrawlは無料で使えますか?

はい、上限内で使えます。Free プランはカード不要で毎月1,000クレジットが付き、キーなしのアクセスではIPごとの1日の上限内で search、scrape、interact を使えます。有料プランは月$19から、年払いなら月$16です。

Q2. Firecrawlは robots.txt を守りますか?

デフォルトでは守ります。robots.txt の無視は Enterprise 限定のオプションで、各Webサイトのポリシーを守る責任はユーザーにあるとプロジェクトは位置づけています。

Q3. オープンソース版には何が欠けていますか?

デフォルトのセルフホスト構成には、Agent、Browser、Interact、ダッシュボード、エンタープライズ管理機能、スクリーンショット、ページ操作が含まれません。LLMベースの抽出には、自前のOpenAI互換プロバイダーか Ollama が必要です。

Q4. クレジットを使い切るとどうなりますか?

Free アカウントは月次リセットまで HTTP 402 エラーになります。有料プランで従量課金をオンにしていれば、月間上限までクレジットが自動で追加購入され、オフの場合はリクエストがやはり402を返します。

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